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第九話: ラオスで車を買う時は新車じゃなきゃダメ。前編

更新のタイミングを測っていたら、思い切りずれ込んでしまった。

でも、月曜日更新、もしくは火曜日0時更新にしてみようかと考えています。土日に更新しても中々数字取れないのですね。

さて、そんな言い訳は置いといて。

以前にも話していましたが、ラオスに来た当初は自分で移動出来る手段が無かったので、大体トゥクトゥクを呼んでいたのですが、地味にトゥクトゥクも高い。

ちなみにこのパクセー、そもそも公共の交通機関が無い。

長距離バスがある程度。

それ以外はトゥクトゥク。トゥクトゥクと言っても、バンコクなんかで見るようなバイクを改造した3輪のタイプも何台かあるものの、基本的には軽トラを改造して後ろに座席を付けたようなタイプがメインで、それとサイドカーみたいにバイクの横に座席をくっ付けたタイプのトゥクトゥクもよく走ってた。

このパクセーと言う街はメコン川に沿って横長に街が形成されているので、市内の基準点(昔、チャンパーサック王朝があった頃の王宮の前が市内の中心地点0キロと考えてそこから何キロ離れているかで大まかな住所となる訳で。

なので、

私: どこに住んでるの?

ラオス人A: 私は7キロ。

ラオス人B: 私は16キロ。

ラオス人C: 私は北側の10キロ。

と言った感じで住んでる場所を表現する。
そもそも、この辺の人達は自分の家の住所と言うものを認識していない。
なので、基本的に宅急便が自宅に届かない

自宅近くの集荷センターみたいな場所に荷物が届いて、そこから携帯電話に荷物が届いたよ〜って連絡を受けて、その集荷センターに取りに行くのが普通。

これが、会社だったりすれば電話を受けたら

ティプさん: では、19キロの経済特区の左側が工場なので、そこまで持って来てもらえますか?

と言った感じで頼むと、持って来てくれる。

・・・別料金で。

さて、かなり話が脱線しているような感じですが、つまりまぁ、そもそもバイクなり車が無いと物凄く不便というか、何処かに行くのに誰かに乗せて貰ったりしないと目的地に行けないと。

それに加えて、そもそも会社を運営しているのだから、会社の買い物なんかも出来ればバイクで行くより車の方が便利だと。

そんな訳で車探し。

別に最初から良い車なんて買わなくても、中古で程度が良い奴を見つけて来れば良いんだから、そんなに難しい話じゃ無いだろうと思っていたら・・・

ラオスは購入時の自動車税が100%かかる。

つまり、販売価格の倍。

まぁ、確かに多少は新車の方が高いけれども、新車と中古車の価格差に殆ど差がない。

この感覚がまた色んなものをバグらせてくるのですが、基本的に旧車好きな社長は

社長: 古いランクルとか買えば良いじゃねえか!古い車体でもランクルは壊れないし、その方が良いんだっ!

と、主にトヨタのランドクルーザーを中心に観て回る。

この街でポピュラーなのはピックアップで、トヨタのハイラックスなんかが人気。そして何故こんなにピックアップトラックが人気なのかに関しては、また次の機会に。その次に人気なのがフォーチュナーと言うSUV系。まぁ、ランドクルーザーもこの部類に入る。

そしてレアだと言われるのがセダンやスポーツカーで、そもそもこの国でセダンとかスポーツカーに乗ってる人は基本的にセカンドカー、サードカーとしてこの辺の車を買う。なのでお金持ちしかセダンに乗ってない。

さて、日本から来た社長と一緒にパクセーの中古車屋を巡ってみると・・・ランクルのインチアップで随分と背の高くなったのを発見。

社長は気に入っていたが

こんな取り回しの面倒そうなマニュアル車なんて乗ってらんないぞ・・・

と言うのが、正直な感想。しかも金額も30,000ドル近い。だったら大人しくコンパクトカーでも良いんだけどなぁ・・・

社長が実際に運転してみると、流石に癖が強かったからか、断念してくれた。

そこからまた暫く車探しをしていたら、ビエンチャンで70ランクルっぽいのを見つける。

多分、この時点で自分の車になる訳でも無い社用車を選ぶのが面倒になって来た社長が

社長: これ良いじゃねぇか!70ランクルはナローゲージがうんたらかんたら・・・これならシャーシも良いし、壊れないしから万全だぞ!しかもディーゼル!!言う事ないな!!

と、勝手に盛り上がって、ビエンチャンから取り寄せる事に。

そんな訳で届いたランクルがタイトル画像のランクルです。

まず見ないよね、左ハンドルのランクル。

そしてマニュアル車。

自分もそこそこに車好きなので、年式から調べてみたら、初期型のプラドでした。でも不思議な事が。

Wikipediaやインターネットで調べる限り、この年代のプラドに

左ハンドル仕様は販売されていない。

さらに

前期型プラドは全て、オートマである。

あれ?

どう言う事!?

後半へ続く。


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