見出し画像

映画製作と舞台制作

予算の違い

ずっと舞台制作を続けてきた中で映画「セブンガールズ」の製作をしたことは大きな大きな経験になった。最大の違いはやはり収支のタイミングなのだと思う。舞台の場合は企画して公演を打って千秋楽を迎えてという中で支出があって収入まである。事前に必要になってくる準備金と、事後の支払いのバランスを考えれば、ある程度観客動員見込みを立てて無謀な計画をしない限りはチケット収入内での公演を打ては良い。けれど映画の場合は製作時に一切収入がないということになる。映画が完成したそのタイミングでも収入はない。そして製作したところで実際に公開に辿り着けるのかどうかだって未知数な部分がある。だからこそ映画会社や配給会社、出版などが事前に製作委員会をつくって興行収入から二次使用まで含めての予算を組む。

ここから先は

3,919字
週刊発行で月額300円で全てご覧いただけます 週刊と言いつつ、それよりも少し多めにお届けするかもしれません また、書いてるよ・・・と思いませんように

能書き新聞

¥300 / 月 初月無料

SNSじゃ書けないこととか、劇団運営とか、映像制作とか つぶれていく無謀なアイデア群とか 今週のアイツ、ニュースに一言、インディペンデント…

投げ銭は全て「演者」映画化計画に使用させていただきます。