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寒い風の吹くひな祭り

冷たくて強い風が吹くひな祭りの日だった。
何をしてもふと何かを思い出す日だった。

ケイズシネマの3月のスケジュールが埋まった。
まだ上映時間は書かれていないけれど。
並ぶ作品は全て日本の作品であることが意外だった。
ミニシアターファンが集まるだろう作品群。
一日中、ケイズシネマで映画を観る人もいるかもしれない。
その中に映画「演者」が確かにある。

物販用のパンフレットの製作がどんどん進んでいる。
砂田さんの撮影したスチールがどれも素晴らしくて感動する。
SNSでは発信できないネタバレになるような写真もたくさんパンフレットには入れよう。作品を観ていただいた方だけが楽しめるようなそんな一品になることを願う。

何かに夢中になるしかない。
そうしないと思い出に囚われていく。
充分、準備はしてきたさ。
そう思いながら夢中になっていく。

今日の風は春何番なのだろう。
暖かい空気の塊と冷たい空気の塊がぶつかって風が生まれる。
強すぎる風は電車だって止めてしまう。
こんな強風の日を何度か繰り返して春はやってくる。
暖かい風の日も。冷たい風の日も。
何度も繰り返していく。

僕も風になりたいよ。
風になって日本中、世界中を飛び回りたい。
たくさんの人の頬をなぜていく。
春を知らせていく。

映画「演者」は風になれるかな。
不安と高揚が春の風のように繰り返しやってくる。

ありがとう。
こんな日は僕なんか君のおかげで息をしているのだと気付くよ。

投げ銭は全て「演者」映画化計画に使用させていただきます。