何を?とどう?の並走スタイル

自分の考えがどちらに近いかを早急にきめねば前に進めない。という焦りを感じていた。

この頃はまだ自分でスタイルのようなものを見つけないと前に進めないと思っていた。

人間と時代とを照らし合わせた時に何かしら進むべき正解のようなものが生まれて、それがそのままスタイルにつながるのだと思っていた。

どうつくるか、という技術的な問いの前に、何をつくるべきか、という思想的な問いに答える必要があると思っていた。

それは半分正解で、何を、を見定める必要があるとは思うけれども、何を、の残り半分はどうつくるかと並走することで見えてくるものだと思う。

彼女が生み出したのはその新しい並走のスタイルだったのかもしれない。



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