それは〇〇のものである。
それは、バラガンの、そしてメキシコのものである。
バラガンの色はメキシコのカラッと乾燥した空気だからこその色であり、日本のような湿潤な気候で用いられる色とは異なるそうである。あの色はメキシコのものなのだ。
それは〇〇のものである。もしくは、〇〇だからこそのそれである。
そんな●●を丁寧に積み重ねていくことが、それを他に代えがたいものへと育てていくのだと思う。
さて、上の●●に当てはまる言葉は何か。「必然性」が妥当なところだと思うけれども、「でっちあげ」も案外イケるのではないか。
そんなことを考えたら混乱してきたけど、おそらくどっちもありであって、でっちあげと検証を繰り返しているうちに、やがて必然的と思えるところに到達する。
そこまできてはじめて、「それは〇〇のものである。」と対外的にでっちあげることができるが、それが出来るのは、前もってそこへの到達を信じることができる人だけである。と同時に、その密度と深度はその必然性のラインをどこまで遠くに置けるかで決まる。
でも、遠くに置くための想像力を身につけるのはなかなか大変なんだよなぁ。
ほんの少しずつしか進んでいきまへん。ほんとに進んでるんやろか。
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