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特定機能靴の罠

割引あり

以前、特定機能靴について一部の靴についてその問題点を書きましたが…
「瞬足の罠」
「瞬足の罠part2」
軽~く復習しますと、特定の機能を謳った靴のことを「特定機能靴」といい、その靴は目的をもって作られており、その目的を達成するためにのみ使用すべきものであり、それ以外の用途には適さない…というものです。

分かりやすいところでは、サッカーのスパイクシューズはサッカーをするために作られており、普段履きとしては適さないのは、ちょっと靴のことを知れば誰もが想像できる事ですね!

以前書いた「瞬足」についてや、「トーニングシューズ」については、昔その問題点を靴医学会で小ネタとして発表しており、今回もなかなかなネタなので靴医学会で発表かな~って思っていましたが、なんと今年は新潟開催…遠いんですよね…(-_-メ)
仕事休んでまで行くべきか?…悩ましいので、参加・発表は見送り…ココに記事として記録を残すことにしました…( ̄▽ ̄)

とまあそんなわけで…今回は特定機能靴である「アサヒフットケア(シューズ)」についてのお話!

図1:アサヒフットケア(メーカーHPより抜粋)

この靴…糖尿病の方が足のトラブルに見舞われやすいことから、そのケアと異常の早期発見を目的に開発されました。
そういうわけで、靴内はシームレス構造となっていて継ぎ目がなく、知らない間に足の潰瘍や怪我をしてしまっても発見しやすいように靴内は真っ白な色となっており、足への負担軽減のために柔らかく作ってあります。
詳細はメーカーHPをご覧ください…m(__)m

この靴が世に出た当初から、フットケアに携わる方々の間でざわつき、「とにかくいい」という話ばかり先行し、健康な方が履いてもよいかの如く世に宣伝されていました。しかしこの靴の特性を考えるに、その特性が吉と出るケースと凶と出るケースがあるであろう事が懸念されたため、気になった問題点をメーカーに問いかけましたが、その答えはありませんでした。

そこで独自に検証することにしました…( ̄▽ ̄)

特に気になったのは…

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