結婚を急ぐ女について。

人生において結婚を目標にする女は多いが、結婚後に夫の愚痴をこぼす女もそれと同じくらい多い気がする。「早くに結婚」し「結婚生活を維持する」ことは、当事者の”精神的自立”や”思考の成熟度”などが必要になるものの、それ以前に”計画性”や”想像力”も忘れてはいけないと思う。

SNSで散見する「夫が家事や育児に非協力的」であるという(女性にとっての)問題は、結婚前に気づけないものだろうか。結婚は相互の合意のもとに成り立っているものであるはずなので、結婚相手がもし自分の想像していたような”夫”にならなかったとしても、それは相手の問題ではなく自分自身の誤算、乱暴な言い方をすると「選ぶ男を間違えた自分のせい」である。

どんな予期せぬ事態を想定しても、問題はいつも自分の想像力の範囲外からやってくる。だとしても、あらゆる可能性を考慮したり配慮しようと努めることは、豊かな結婚生活を継続することにおいて必要になると思う。

たとえば25歳までに結婚したい女がいたとして、それ自体を達成することは容易でも、続けるには努力が必要である。ひとりの人と一生を添い遂げることだけが結婚ではないにしろ、そう考える人にとっては結婚生活は相対的に長くなる。

結婚を決める前に、相手がどんな”人間”か、どんな結婚観か、結婚相手という”個”を熟考する必要があると思う。それでも思慮しきれない問題(ストレスや金銭問題によるDVやネグレクトなど)ももちろんあるが、逆に結婚したからこそ気づく良さもあるのも事実だ。そういった幸せを素直に慈しむことができる精神状態であるためにも、結婚には本当の意味で”考える”ことが山ほどあると思う。

※この記事内の結婚は男女間のものに限定します。

※以上の文章化は20代未婚女性による、机上論です。知ったような口を利くなと言われたらそれまでです…

ゆとり世代。自信もなければお金もなく、毎日辛がってます。生きづらい人と猫の味方。