こんにちは。ONZOの大橋です。
今回はJVCのヘッドホン、HA-SW02をレビューしていきたいと思います！

基本情報

価格：￥42,429
付属品：ヘッドホンバッグ
ドライバ：口径40mmダイナミックドライバ
再生周波数帯域：8Hz ～ 45,000Hz
インピーダンス：56Ω

聴いてみた

このヘッドホンの特徴的な点は、なんといってもウォームなサウンドと、中音域の豊かな響き、それによる独特な空間表現でしょう。
ウォームなサウンドというのは、高域が抑えめで、低域～中音域が大きいバランスのものです。そのため派手でキレが良いというよりは、温かくて落ち着いた音がします。反対に、悪く言えば、こもっている、暗い、重い、というように言われることがあります。
加えて、このヘッドホンは低域よりも中音域が出てきている、いわゆるかまぼこ型のような音のバランスなので、ボーカルがとても近くに感じられるという魅力があります。
ウォームなサウンドといっても、低域がよく出ているヘッドホンは数多くありますが、かまぼこ型のものは珍しいので、ボーカルやメロディー楽器に耳を澄ませたい方にはお勧めです。
そして、何より大事なのが、バランスが整っているという点です。低域が浅い・うるさすぎるとか、高域が荒い・聴こえない、といったような破綻がありません。ウォームなサウンドは維持したまま、低域から高域まで満遍なくきれいに聴かせてくれます。

もう一つの特徴ですが、JVCのWOODシリーズは、低域～中音域の響きが豊かになり、非常にウェットなサウンドになります。
普通のイヤホンやヘッドホンだと、主に高域で空間を表現しているように思うのですが、このヘッドホンは高域が抑えめで、中音域の響きで空間を表現します。あまりによく響くので、誤解を恐れずにいうと、まるでお風呂にいるかのように感じます。笑
ただ、その空気感、世界観がとても魅力的で、JVCにしか出せない音なので、私も定期的にこのヘッドホンで音楽を聴きたくなります。ジャンルは、ボーカルが前に出ることから歌ものがおすすめです。テナーサックスなどの中音域楽器がフロントの曲も楽しめると思います。
そして、響きの多いウェットな音だという点から、さわやかで切れの良いドライな曲よりかは、しっとりとした曲や暗めの曲の方が、このヘッドホンの良さが発揮されるのかな、と思いました。
個人的に聴いていて楽しかった曲、面白かった曲を挙げておきます。

♪クロノスタシス/きのこ帝国
♪傘/King Gnu
♪振り子/Uru
♪あなたは煙草 私はシャボン/ラブリーサマーちゃん

皆さんも是非ぴったりな曲を見つけてみてください！

終わりに

最後までお読み頂きありがとうございます！
このレビューを読んで少しでも気になった方は、ぜひ一度ONZOでレンタルをして試聴してみてください！
詳しくは以下のリンクから👇

それでは、次のレビューでお会いしましょう！大橋でした！