友達や恋人が『整形』だったら、あなたはどう思う?

眼瞼下垂の患者支援活動をしているおーばです。

シリーズ企画「眼瞼下垂のおーばが語る『整形』のおはなし」
解決編にはいりまして、
8回目の今日は、『整形』と身近な人との付き合いについて書きます。

とはいえ、『整形』以前から仲良くつきあいをしている場合
手術をするということは「知られないわけがない」というか「避けては通れない」話ですね。
でも あなたのよき理解者であるひとは
あなたが何かのコンプレックスを解消する目的で『整形』するにしろ
別の目的があって顔を手術するにしろ まず、それを否定することはないと思います。

なぜでしょう。

それは『整形』することが問題なんじゃなくって
私の大切なあなたが苦しんでいたことが問題で、それを解決するための『整形』だってことを
ちゃんと理解してくれているからです。
さのプロセスをわかってくれる人には、『整形』したあなたも相談しやすいことでしょう。

さて、それでは
『整形』のあとで出会った人、自身の『整形』のことを知らせずに付き合いをしている人は
どう違うのでしょう?
そうですね、たとえば1年ほど前から仲良くなった友人がいるとしましょう。
彼(彼女)とは何のわだかまりもなく楽しく過ごしていたのに
ある日その人を古くから知る人に声をかけられて
「ねえ、あなたの友人の○○さん、『整形』してるのよ」と言われる。
こんな場面に出くわしたとしたら・・・。

ひとによって感じ方はさまざまだと思いますが、
私は2つの怒りを感じます

ひとつは、私に耳打ちをした人に対する怒り。
その耳打ちした人がどんな気持ちで私に第三者の『整形』を伝えたかは、わかりませんが
それは、他人がとやかく言うべき話だとは 到底思えません。

もうひとつは私の友人に対する怒り・・・というか
「言ってくれればいいのに、何で黙っていたの?」という気持ち。
自分には打ち明けてくれなかったという 寂しさから 来る気持ち。

言いにくかったのだろうと思うけど、
でも 言ってくれても良かったのに。
そしたら私はあなたの味方になれるんだから。 

自分の気持ちを打ち明けることのできる相手は いてくれるとうれしい。
これは どんな人にもうなづいてもらえると思っている。

同性の友人でも、異性の友人でも、そして、恋人にも
大切に思っていればいるほど 相手の気持ちをわかってあげたくなる 
そして 自分の気持ちをわかってほしくなる
・・・のでは?と思っています。

考えられる心配事として
あなたが打ち明けたことがきっかけで 
その相手との関係がうまくいかなくなることがあるかもしれない。
でも、きっとその人とは その程度のご縁だったんだろうなって、
そう思う。

そんな風に思ってゆくと
「大切な人に、大切なことを言わないでいる」から、つらいってことが見えてくる。
言えたら楽なのに。
でも簡単にいえないから だから悩んでいるんですよね。

答えが見えにくいときには いろんな視点からみつめてみる。
そうすることで自分の悩みの全体像が見えてくると思います。

あとは、「一人で」考え込まない。
身近な友人がいない場合にも どこかに相談相手はいますから(電話相談もあるし ネット上にも)
そういう「相談相手」を上手に使って 自分の悩みを小さくして欲しいなと思います。

このシリーズも終盤になってきましたが
次回は「第三者の『整形』」について、思うことを書いてみようと思います。

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