え? 君、まだEvernote使ってるの?
はい、それは私のことです _:(´ཀ`」 ∠):_ グハァ、、
ついに、君(Evernote)とのお別れの時がやってきました(2024年6月サービス終了?)
では、お引越ししましょう
でも、どこに引っ越そう?
いざ、引っ越しを決めたものの、いろいろ大変で、時間もかかったので、私の苦労話が皆様のお役に立てればと、noteにまとめました
移行前にいろいろググって見たのですが、Evernoteの移行手順を詳しくまとめたサイトが見つからず、結局自力で調べ、まとめてみました
Evernote難民向けにはこれ、最強なnoteかも?笑
(240305時点、当者調べ)
結局、どうしたらいいの?
結論からいうと、私はUpnoteへ移行しました
同じくUpnoteへ移行した著名人も居られるようですね
ちなみに、移行先に皆さんが考えうる主な選択肢は、以下でしょうか
Upnote(課金必須)
Notion(課金あり)
OneNote
GoogleKeep
以下、順に、どれに移行すべきか? どう移行すべきか?
私の事例をもとにまとめました
ご参考になれば (=゚ω゚)ノ
手順1.移行先の決定
以下の流れで、移行先を決定しました
手順例
要件の整理(これだけは外せない!、な、あなたが必要な機能は何?)
アプリを実際に触ってみる(サクサク?違和感無い?など)
Evernoteデータを一部移行してみる(崩れてないか?閲覧・検索・編集・同期の操作性はOK?など)
残念ながら、Evernoteのすべての機能を有するアプリはありません
何かを諦めるしかありません
そこで、私が必要な主な機能要件を整理し、試使用し、一部データ移行も試し、移行先(アプリ)を決定しました
所要時間:一週間くらいかけて、じっくり吟味しました
<機能要件例> 新アプリでも何とかなりそうなもの
操作性(これは譲れない、、、)
Evernote同様、さくさく動くこと
Evernoteと操作性が変わらないのが理想
Evernote同様、すべてのnoteが一覧できるビューがある
Evernote同様、チェックボックス・箇条書き・インデント、フォント書式設定、表形式が使える、画像貼り付け、など。そのうち私が重要視している機能は後述
検索機能(件名、本文、PDFの中まで検索出来るか?等)
タグ機能(おおがマスト機能!)
タグで分類出来る
タグで検索出来る(タグ分類されたnote一覧が表示できる)
かつ、Evernoteで設定したタグ情報が引き継げること
オフライン機能(地味に必要)
大切なノートは、ネット繋がらなくともオフラインでも閲覧可能
バックアップ機能(またサービス終了されても困らぬよう)
EvernoteのPC版アプリのように、サービス終了しても、しばらくオフラインですべてのnoteが見れる
あるいはスマホでオフライン設定したnoteが、ネット接続無くともスマホで見れること
手動で良いのでいざというときバックアップ出力できること(PDFやHTML形式)
移行性(これがダメだと萎えます、、)
移行しても、データ欠落など無いこと
気になるのは、チェックボックスON/OFF、画像順番、色、フォントサイズ・書式、note作成日付、など
信頼性・将来性(またサービス終了されぬよう)
Evernoteみたいに、近い将来サービス終了しないこと
情報漏洩や勝手に悪用されない、信頼がおけるベンダ・サービスであること
口コミ、評判も参考にする
価格
無料が理想
でも、私はEvernote課金していたのでそれより安ければOK
マルチデバイス対応
PC(Win/Mac)・iPhone・Android、それぞれのデバイスから使えること(私だけの要件かも)
マルチデバイス利用時、台数制限など無いこと
情報クリップ機能(必須じゃないけど無いと不便すぎる)
Web画面のクリップが出来るアドインがPCブラウザ用にあること
スマホで気に入った情報の取り込みが出来る、容易なこと
<あきらめざるを得なさそうなEvernote機能>
暗号化データ(暗号化したデータも移行、引き継げると理想)
リンク機能(私は他のnoteへのリンクを結構多用しているので、引き継げること)
名刺取り込み機能
PDF検索機能(PDFの中を、OCR情報も使ったノートの検索機能)
上記要件を、それぞれのアプリがどれだけ満たせそうか?
それぞれ試使用し、最終的な移行先(アプリ)を決定しました
以下、試使用後の私の私見ですが、、、
Upnote (君に決めたぁ!)
8割がた、要件満たす感じ(おおがの用途において)、具体的には以下
タグ機能:私はタグを多用していて、タグがEvernote並みに使えそうなのが決め手。階層化されたタグはxだが、他のアプリはそもそもタグ機能が使いづらいOR無さそうなので、私には論外
移行性:チェックボックス・打ち消し線のON/OFF状態がほぼそのまま移行されそうなのも決め手(Notionでは、チェックボックスON/OFF状態が一部引き継がれなかったり、ネストされたチェックボックスは上部にToDOという名称で新たなチェックボックスが現れたりと、Evernoteをタスク管理にも使っているおおがにはちょっと厳しい)
信頼性・将来性:Upnoteは、アプリ提供元の信頼性・将来性がいまいち良く見通せず、これは不安材料(Upnoteさん、ごめんさない)
暗号化データやリンク情報:これらは移行できず、PDF検索も名刺取り込みも無いのはマイナスだが、他のアプリでもxみたいだし、諦め
価格:月100円か、一括買取3,500円くらい。無料版はEvernoteデータを取り込めないので、課金一択。まずは100円、行けそうなら翌月一括買取予定
Notion (惜しい、、来世があれば、君にするかも)
Upnote並みに要件満たす感じ、無料でEvernoteからの移行もできるので、最初はこれにしようと思いました
ただ、高機能すぎることもあり、noteを見るためだけにワンタップ余計に操作が必要になるなど、Evernoteと異なる操作性がなじめず、一週間使ってみたが、Evernoteと操作性が近いUpnoteと比べると、私にはどうもしっくりこなかった
無料でここまで高機能で、かつOneNoteのようにやり過ぎず、メモアプリの範疇なバランスは秀逸。Evernoteに無い機能(ノートブックごとにViewを持てるとか)もあり、素晴らしいアプリ。違和感なく使いこなせるなら、これ
OneNote (高機能すぎ?どうしてこうなったのマイクロソフト)
将来性では最高点でしょうか (天下のマイクロソフト様、情報漏洩などの心配・対策も万全?)
しかもノートに複数のノートを貼れたり、さっと手書きイラストが出来るなど、こんな高機能アプリが無料とは信じられない
でもメモアプリに求めている機能と操作性のバランスが合わず、私にはなじまず、ちょっと使った段階で早々に諦め
GoogleKeep (シンプルで使いやすい!)
サクサク、シンプル操作で便利です
が、如何せん、Evernoteの多くの機能を有さないため、早々に諦め
なお、一度移行先アプリを決めたら、手戻りは出来ません
(出来なくはないが、再度手間がかかる)
メモアプリに求める要件は、人それぞれ
私の判断をうのみにせず、この段階で試使用・検討し、ご自身で、よーーーーく検討し、後悔のない選択をしましょう
手順2.Evernoteデータの整理
なぜ整理が必要か?
移行時、失敗することがあるからです
データ量が多いと、移行(インポート)時、アプリによってはエラーになったり、制限があったり、そもそもEvernoteからの出力(エクスポート)時点でエラーとなりやすいです。私は数千件データがあったので、ざっと1,000件未満ごとにノートブックを分割しました。
手順例
検討:1,000件を目安に、どうノートブックを分割すると良いか?検討する(例、大切なノート、思い出ノート、ユーザ情報note、どうでもいいノート、等。タグごとにノートブックを作るのもあり)
分割:上記検討結果もとに、ノートブックを複数新規作成し、ノートを移動します。その際、100件ごとでしか移動出来ないので、地道にやります
所要時間:1,2日かけてゆっくり整理しました
逆に、Evernoteのノートが1,000件程度しか無い方、あるいは1ノートブック辺り1,000件程度に既に分割済みなら、この手順はスキップでも良いでしょう
手順3.Evernoteデータの出力(エクスポート)
1,000件未満に分割したノートブックごとに、ENEXファイルへ出力します
Upnoteの場合は、ENEXファイルを使って移行しますので、この手順が必要です
Notionの場合は、このステップは不要です、直接Evernoteへログインし、ネットワーク経由で移行出来ます
ただ、前者が圧倒的に速いです
この辺りも、私がUpnoteを選んだ決め手になりました
手順例(PC側で実施)
PC版Evernote準備:PC版を使っていない方は、PCへEvernoteアプリをインストールし、データを同期します(インストール、ログイン後、自動で同期が行われる)
ENEXエクスポート:ノートブックを選び、操作列の...をタップし、エクスポート→ENEX、を選び、出力フォルダを選択し、実行します
エラー時:100件未満でも、エクスポートエラーに良くなります。エクスポートは2,3度繰り返すと、いつか成功しますので、根気よく繰り返します
他のノートブックも同様に実施します
所要時間:2時間くらい、でしょうか(数千件の場合)
トラブル事例
ノートが二重になった
私はEvernoteアカウントを2つ持っていて、うち1つはPC版Evernoteと同期していなかったため、そちらは新規インストール・同期したところ、100件ほど、ノートが二重になりました、不具合でしょうか、、(+_+) 止む無く手動で重複したノートを削除してから以降の作業をしました
手順4.Evernoteデータのバックアップ
繰り返しますが、Evernoteを完全に移行出来るアプリはありません
よって、移行後崩れたりデータが欠落しても困らないよう、別の手段(PDF、HTML)でバックアップを取得しておきます
Evernoteサービス終了後、はたしてPC版Evernoteアプリで、オフラインで過去noteが見れるのか?不安です。これも、PDF/HTMLで念のためバックアップするモチベーションとなっています
PDF、HTMLそれぞれ長短があります
PDFは、体裁が一番崩れづらいでしょう
(チェックボックスON/OFFやフォントサイズ、色や書式など)HTMLは、他のnoteへのリンクが維持されるようです(たぶん(+_+)、、かつ、ノートブック内に限るのが残念)。また、画像が1つ1つファイルとして保存される長所あり。後々、思い出の画像だけ、別のソリューション(例、AmazonPhotoなど)へ引っ越したい、というときに便利(PDFだとこういうことは出来ない)
よって、私はPDF/HTML両方でバックアップ取得しています
なお、こういうことが気にならない方は、この手順はスキップください(後で困っても、自己責任)
手順例(PC側で実施)
PDFエクスポート
ノートブックを選び、操作列の...をタップし、PDFエクスポート、を選び、出力フォルダを選択し、実行します、HTMLエクスポート
ノートブックを選び、操作列の...をタップし、エクスポート→複数のWebページ、を選び、出力フォルダを選択し、実行します(複数にしたのは、ファイル名=件名での検索をWin/Macなどからもしたいため)クラウドへのバックアップ
上記エクスポートしたファイルがローカルPCに保存してあっても、PCが壊れたらパーなので、私はPDF/HTMLをZIPにして、念のためクラウドへもコピーしました
所要時間:結構かかります、、、1,000個のノートでHTMLは2,30分くらいでしょうか。画像ファイルやノートのサイズによると思います
手順5.移行(データのインポート)
さて、ここまで来たら、移行の準備が出来ました
NotionやOneNoteは、無課金でEvernoteデータの移行(インポート)が出来ます
Upnoteは出来ないので、課金してから移行します
手順例(Upnoteの場合)
課金:お試しで、サブスクします(月100円)。PCからは課金出来ないので、スマホのアプリからプレミアムサービス加入をします。スマホでアプリへ課金したことが無い方は、iTunesカードかGooglePlayカードをコンビニとかで買って、ストアへ支払い方法としてコードを登録し、課金します
PC版アプリインストール:Windowsの場合は、Windowsストアから、Upnoteアプリをインストールします
インポート:PC版アプリ起動し、設定>一般>Evernoteインポート、から、ノートブック(ENEXファイル)ごとに、インポートします。その際、
ファイル名はノートブック名に、
タグはハッシュタグに、としました
所要時間:Notionほどではないですが、結構かかります。1,000件あたり、30分から1時間でしょうか。画像ファイルやノートのサイズによると思います、、(+_+)
トラブル事例
インポートできないnoteがある(以下は、ノートが大きすぎた例)
手順6.点検
結局、大切なノートは全件目視チェックしました
(ユーザ情報、暗号化データ、大切な思い出note・写真、等)
私の点検ポイントは以下
暗号化データ
Evernoteで暗号化したノートは、引き継がれません(。よって、見つけたら、Evernoteで暗号化解除し、平文をUpnoteへ転記します書式類
チェックボックスON/OFF、打ち消し線、インデント。これらは私は、実施済みタスクや、手順結果の記録、として使っている書式につき、引き継がれないと困る為その他、これだけはデータ欠落とかは困る!なノートは、重点的に
最後に
Evernote、最高でした(+_+)
不具合も結構ありましたが、課金して10年くらい使った気が
メモアプリは、当初いろいろ使いましたが、ここまで長く使ったアプリは初めてです
移行したUpnoteさんがEvernoteのようにサービス停止しないことを、切に祈ります (=゚ω゚)ノ
(Upnote、応援しています!課金します!)
以上
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