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桜えびとグリーンピースの炊き込みごはん

いよいよGWですね。

今年は少し遅咲きだった桜もすっかり葉桜になり、田植えの季節が近づいてきたのを感じます。

今年のGWの人出は昨年の1.7倍と予測されているそうなので、お出かけの際は十分に気を付けて連休をお愉しみいただければ幸いです。

さて、そんな5月のレシピは、旬の「桜えび」と「グリーンピース」を使ったお料理をご紹介します。
料理研究家・中村美紀さんの季節のコラムと共にお楽しみください。

『旬の桜えびとお豆の甘さが絶妙にマッチ!』
桜えびとグリーンピースの炊き込みごはん
■材料:(6~8人分)
・米・・・・・・・・・3合
・だし汁・・・・・・・560ml
・塩・・・・・・・・・小さじ2
・こんにちは料理酒・・大さじ1
・釜揚げ桜えび・・・・50g(なければ乾燥のものでもOK)
・グリーンピース・・・50g
・新生姜・・・・・・・1片
※かつおだし(水600ml、かつおぶしひとつかみ)

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■作り方
1.だし汁を作る
鍋に水を沸かし、沸騰したら弱火にしてかつおぶしを入れて沈むまで待ち、
1~2分煮だしてざるなどで濾す。

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粗熱が取れたらこんにちは料理酒を入れる。

2.下準備
新生姜を千切りし、グリーンピースはさやから出してさっと洗う。

研いだ米を土鍋または炊飯器に入れ、1を入れて20分浸水させる。
塩を入れて混ぜ、生姜、桜えび、グリーンピースをのせて蓋をする。

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※蓋をして蒸らすと、グリーンピースの色があせてしまうので、緑色のまま食べたいときは別で塩ゆでし、炊き上がってからのせるとよい。

3.仕上げる
炊飯器なら炊き込みモードか通常通りに炊き、土鍋なら強火で10分、中火で4分炊き、20分蒸らしたら出来上がり。

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■こんにちは料理酒を使うポイント
・ごはんをふっくらと炊き上げます。
・だし汁の旨味を引きたてます。
・桜えびの臭みと豆の青臭さを消し、旨味だけを引きたてます。

<ふくしまごはん歳時記 2022年5月 
皐月(さつき)>■立夏(りっか) 【二十四節気7】  2022/5/5~5/20
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陽気盛んにして万物ようやく長じて満つ。草木が茂ってあたりに満ち始める頃。


【季節のコラム】
いよいよ大型連休ですね。
今年の5月、GWのご予定は決まってらっしゃいますでしょうか。

我が家では子どもたちが少しずつ大きくなり、部活やらバイトやらスポ少やらでなかなか全員そろって出かけることが難しくなってきました。

コロナ前はまだまだ当たり前のように出かけられる年齢だったのに、子どもが成長するこの2年というのはなんと貴重な時間だったのだろうと改めて思い知らされます。

誰しもが「今日が一番若い日」ですから、やりたいことをちょっとだけ努力して叶えるように心がけたいものですね。

さて、今月のレシピは旬の「桜えび」と「グリーンピース」を使った炊き込みごはんです。
国産の桜えびはほぼ100%が駿河湾で獲れたもの。

桜えびの旬は、漁の解禁である3月下旬~6月上旬までの春漁と、10月下旬~12月下旬の秋漁の計2回あります。

現在は最盛期で、スーパーに行くとおいしい釜揚げの桜えびが並んでいるのを目にする機会も多いのでは。

もうひとつの食材である「グリーンピース」は元々「さやえんどう」と同じ種。

現在は品種改良されてそれぞれ作られているそうですが、子どもの好き嫌いで言うと上位に入るのがこのグリーンピース。

缶詰のものはイマイチかもしれませんが、せっかくおいしい季節なので生のものを見つけたらぜひ使ってみてください。

甘くて瑞々しいグリーンピースは、今までの概念を覆す美味しさです。できればむきたてを使うと、青豆の芳醇な香りが広がります。

今月も読んでくださってありがとうございました。それではまた来月お会いしましょう。


※参考資料:にっぽんの七十二候(枻出版社)
春夏秋冬・土用で暮らす。(富田貴史・植松良枝著 主婦と生活社)
暦生活 https://www.543life.com/seasons24/
村上農園HP https://www.murakamifarm.com/
レシピ監修:Cooking Studio I-e(イーエ) 中村美紀
HP:  https://www.studioi-e.com/
オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/cookingstudioi-e/

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