人の心を動かすのは人の心

#人生を変えた出会い
このお題にあわせてnoteデビューします!(パチパチパチパチ)
色々な出会いを経験してきましたが、今回は私が24歳の時の話です。

■絶望からの絶望


私は今、PR会社で働いていますが、その前は新卒から約6年、
ウエディングプランナーをやっていました。
学生時代のアルバイトの経験から接客には自信があったものの
なかなか結果を出せませんでした。
徐々に顔から覇気が消え、周りからも「目が死んでる」と言われる毎日。

そんな絶望の社会人2年目の春、いきなり本社に呼ばれ伝えられたのが

!!!!!!名古屋転勤!!!!!!

(えー、全国転勤OKって言ったけども!もう?!早くない?!嘘でしょ。)3年は続けると決めていたので、これも運命と思い、
GW明けには名古屋にいました。

■名古屋戦国時代

転勤してからは、はじめての一人暮らし、知らない土地と新しいチーム、
ここで結果を出さないと、というプレッシャーから、「まわり全員敵」というマインドで一心不乱に仕事をしていました。
(20代前半って尖っちゃいますよね?)

人生を変えた出会いまであと少し、、! 

■人生を変えた出会い

私が務めていた会社は大阪にも店舗があり、月に数回、2店舗合同の研修会をおこなっていました。
そこで私の《人生を変えた出会い》が訪れます!!!

研修会で出会った大阪店のAさん(女性、30代前半)。
営業成績がよく、頭の回転も早く、キリっとした方です。

私はAさんの強めな感じが苦手でした。とても。
(まわり全員敵!誰にも負けねえ!)とトゲトゲの私は、Aさんにマケタクナイ!という気持ちから会うたびにピリついていました。

■Xデー

そんなある日、東京で全店スタッフ参加の会議が開かれることになりました。
(久しぶりに関東へ帰れる!やったー!)と思っていたのもつかの間。
定休日の無い大阪店へ誰かがヘルプへ行くことになり、私に白羽の矢が、、。

そう。

Aさんとふたり勤務、、、!

心の中で爆泣きしていましたが、仕事は仕事。
任せてもらえたからにはやりきろうと、Aさんとのコミュニケーションは最低限にとどめ仕事に没頭しました。

何事もなく定時になり、そそくさと帰り支度をする私に、Aさんから一言。
「この後、空いてる?」

?!

Aさんが飲みに誘ってくれたのです。衝&激

駅地下、高架下のたこ焼き屋で新幹線の時間までの20分。
はじめてAさんとまともに話をしました。
そこで彼女から、ヘルプのお礼と、黙々と業務をする姿勢に感心したと、言葉をもらいました。
正直とっても嬉しかったです。
あの時のたこ焼きとビールは特別な味がしました。ベタですが。

その後、全店宛にもヘルプのお礼メールが届きました。
1日一緒に働いて私の印象が変わった、と。

Aさんへ苦手意識を持ち、尖っていた自分が恥ずかしくなりました。
同時に、一生懸命頑張れば、評価してくれる人がいること、
まずは自分が行動すれば、相手が変わってくれる場合があることを学びました。

人の心を動かすのは人の心 だな。と。

生きていると中には、どんなにトライしても分かり会えない人もいます。
それはもう仕方ないことかなと、、、。人だから。
同じくらい私もわからないこともあるし、、、。

でもこの経験のおかげで、1回は、自分を知ってもらう為に行動するという考えを持てるようになりました。

私のように慣れない環境や人間関係、見えないプレッシャーの中で、よくわかんない虚勢を張っていないとやってらんない毎日を過ごしているあなたへ。

信念を持って行動し続ければ、新しい道が開けることがあります。
少しの勇気と努力で変えられることもあります。
心で向き合えば、心が返ってきます。

あれからすぐ、私は東京店へ帰還、Aさんは会社を辞めてしまい会っていません。
もし、またどこかで会えたら、あの時恥ずかしくて素直に言えなかった感謝の気持ちを伝えたいな。

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