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うれしい通知

 昨日昼寝をしてしまったせいか、今朝は5時に目が覚めた。お弁当にするスープをつくって、家族と飲むコーヒーも入れて、朝食を食べて、身支度が済んでもまだ家を出るまで一時間くらい余裕があった。LINEの通知がきて、開くと私の短歌にひらがなでルビを振っている写真がある。うれしくて笑ってしまった。

群青日和 は読めたってこと…?


平日の朝に声を出して笑うなんて滅多にないことだから、元気づけられた。これは、私が短歌の本をつくっていると言ったら強く「買いたい」と言ってくれたSakuraに、いや、あげるよって言って、EMSで送った本。日本語を勉強中で、まだ漢字は読めないと言っていたから、漢字が読めるようになるまで持っていてね と冗談めかして、本というよりほとんどオブジェをあげるようなつもりで送ったのに。(しかも、ちゃっかりSakuraのことが書かれてるところを読んでいる。照れる……)

私の本が今、インドネシアに一冊あるんだな。ただでさえわかりやすい外国語じゃない日本語で、あまり伝えるためだけに書いたわけじゃない言葉を届ける、なんかワルいことをしているような居心地の悪さ。でもあの子はポエトリーリーディングのコンペに出たりしているから、もしかしたら英語より短歌の方が通じるんじゃないかって気もする。ふしぎな子。ふしぎで、いつも明るい気持ちにさせてくれる子だ。





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