ネット→リアル

新入社員時代に日報を書いて指導員に提出するというものがありました。Excelで1日のスケジュール、学び、質問等を書いてフィードバック貰うというものでした。忙しさから開始して2週間ほどでフィードバックが来なくなり、1か月ほどで日報も書かなくなってしまいました。見られている緊張感やレスポンスがないと長続きしないものかもしれません。

その経験から私が指導員の時には日報のスタイルを変えました。社内SNSのYammerに日報のサイトを作成し、課長を含めた課内全員で日報にフィードバックをしてあげるようにしました。課長、ベテラン、若手様々な人がコメントやイイネを押してくれました。
この取り組みで良かったことは以下がありました。
・新入社員が若手からベテランまで様々な人と交流しやすくなった
・新入社員教育を共通テーマとして課内コミュニケーションが向上した
・新入社員の意見発信の教育になった
また日報が長年続けば過去の先輩が新人時代どのようなことに疑問や不安を持っていたのかが見えてくるようになります。考え方や働き方の参考になります。

去年から取り組み、今年も行っていたのですが、本社の上層部からネットでの交流ではなく直接話しなさいと意見をもらいました。
生の交流が薄れていくことを危惧されての意見だと思いました。確かに仕事にチャットでのやりとり等ネットの要素を取り入れることにネガティブな方が多数います。30代以下はチャットに対してポジティブ、40代は半々、50代はネガティブといった印象を受けます。
私はリアルvsネットの二項対立で考えるのではなく、リアルかつネットの調和で考えるべきだと思います。ネットコミュニケーションが盛んになればリアルコミュニケーションも活発になるからです。10代や20代をオンラインで過ごした世代はチャットの方が楽です。これから社会に出る世代ではチャットが標準になってきます。リアル世代が少数派になっていくでしょう。

社内SNSでアイディアが発信しやすくなっています。アイディアに賛同した人たちでチームを組んで新しいことに取り組みやすくなっています。過去の仕事のやり方に拘るのではなく、時代に合った働き方に考えをアップデートするべきです。恐らく私も40代を過ぎると新たな価値観に対してネガティブになってしまうと思うので、「時代に合った考え方にアップデートする」ことを常に意識するようにしたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?