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【今日の母おやつ6】迷走していた白玉作りと骨粗鬆症対策

母の好物のうちのひとつが焼芋。家に無いと不安になってしまう母は買出しの度に購入しては満足気です。今日のおやつは母の焼芋をこっそり使って白玉を作ろうと思いました。


1.準備

前日から準備を進めていました。瓶の中に入っているのはミニトマトのシロップ漬けです。白玉で包んでみたいと思って、作ってみました。ミニトマトは皮を湯剥きして、レモン風味のシロップに漬けておいたのです。

何に使うわけでもないのですが可愛くて捨てるのが忍びない空き箱を後ろに置いてみました。高級ミニトマトすぎて売れ残っていたのを半額で購入したときの箱です。


2.白玉をつくる

以前から気になっていた豆腐を水分替わりにする方法で白玉を作りました。
白玉粉50gに対して絹ごし豆腐65gで、豆腐をすり潰しながら、よく練ります。豆腐で作ったのは初めてでしたが、意外と上手くまとまるんだなぁと。

3.黒ごまあん(妹担当)

私が白玉をこねている間に妹に作ってもらいました。温めた焼芋をつぶして黒ごまパウダーを加えて、よく練ります。黒ごまあんは丸めてもらいました。手が汚れるのはイヤだとスプーンで丸めるという器用な妹です。包みやすいようにお皿に並べました。これで準備万端です。

黒ごまあんとミニトマト、四角いのは焼芋。


4.白玉で包んで茹でる


豆腐白玉を適当な大きさにちぎって丸め、手のひらに平べったく伸ばします。黒ごまあんをのせて包んでいきます。豆腐白玉は意外とよく伸びて、上手く包めました。

そして、張り切っていたミニトマト…包めませんでした。やわらかくて水気が多すぎて白玉が破れてしまいます。ミニトマトの皮を剥いたのが裏目に出ました。1個で断念。残りはすべて黒ごま白玉になりました。

ミニトマト白玉は1個、黒ごま白玉は15個できました。
平べったいのは中に何も入ってないのが分かるように。


沸騰した湯に白玉を入れます。しばらくして浮き上がってきたら弱火にして3分ほど茹でます。水にさらしておきます。

5.仕上げ


茹でた白玉を水に漬けている間にシロップ作りです。水と砂糖を鍋に入れて溶かしキレートレモンを加えて、ホットレモンにしました。寒くなると何となく飲みたくなるのです。

母がデイサービスから帰ってきたら、ホットレモンの鍋に白玉を加え少し温めます。白玉を器に盛り付け、ホットレモンを注ぎます。ミニトマトのシロップ漬けと焼芋、ミントを飾って出来上がりです。

右上皿は父の分。
茹でた黒ごま白玉に砂糖をかけて出しました。


今回のおやつは骨粗鬆症対策を目指しました。ポイントは、黒ごま、レモン、豆腐。黒ごまはカルシウムが豊富なだけでなく鉄も豊富で、骨粗鬆症対策にも貧血予防にもなる食材です。

骨に大切な栄養素
・カルシウム … 骨の主成分
・たんぱく質 … 骨の柱になる
・ビタミンD … カルシウムの吸収を助ける
・ビタミンK … カルシウムが骨に沈着するのを助ける
・ビタミンC … たんぱく質の合成を助ける

この仕事をするようになってから、そして母が骨折してからはより一層、骨の健康に対する意識が高まりました。私の働く施設はフィットネスクラブですが、平均年齢が約70才と高めです。骨折→休会→退会という方も多いのです。

けれど、カルシウムが多い食材というのは食べにくいものが多いという感覚があります。乳製品が得意な方は大丈夫ですが、苦手な方で1日の必要量を摂取するのは、まず不可能です。あと、不足しているという実感も持ちにくい。

骨はカルシウムだけでできているのではなく、いろんな栄養素の協力が必要なんだということを、おやつや献立から伝えることができたら、と思っています。

さて、黒ごま白玉のおやつ。酸味が苦手な母には酸っぱかったみたいです。疲労回復も狙ったのですが。そして、黒ごまとホットレモンって相性的にどうなのと。じゃあ黒ごま白玉には何が合うんだろうと考えていて、妹がひらめきました。

『お汁粉じゃない?』

…盲点でした。白玉と言えば、やっぱり小豆ですよね。一周まわって帰ってきた瞬間でした。

そして、ミニトマトを包んだ白玉の行方は、私以上に食いしん坊で好奇心旺盛な妹が「食べたい」と言いまして。感想は「味が薄くて微妙」とのことでした。

イメージ通りにいかなかった母おやつ作りですが、次に白玉を作るときの参考にします。


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