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コトバツカイになるために

魔法使いにはなれないけれど、コトバツカイにはなれるんじゃないか。
いや、むしろコトバツカイになりたかったんじゃないか。
だったら今からでもコトバツカイを目指してもいいのではないかな。
ふとそんなことを考えた土曜日の朝。


きっかけは、NHKでやっていた中島みゆきの特集番組。
もちろん、その歌唱力や曲が魅力的なのは言うまでもないのだけど、特にその歌詞に私は釘付けになってしまった。
改めて歌詞に注目してみると、何と心を振るわせるのだろうと一気に見入ってしまった。

そして、子どもの頃の記憶がなぜだか甦ってきた。
詩のようなものを書き溜めていた日々。
自分の思いを頭の中に浮かんでくる言葉で表現することのワクワク感。
うまく言葉がハマったときの充実感。
できたら私は書く人になりたかったのだ。

でも、そんな才能は私にはなかった。
作文も詩も、学校代表になれてもそれ以上になることはなかった。
本を読めば読むほど、どうしたらこんなふうに書けるのだろうと謎は深まるばかりで、私にはとても書き手にはなれないと思い知らされた。


それからもう長い時間が流れてしまった。
ふらふらとして何がしたいのか定まらない私だけど、変わらずに好きなことはやっぱり書くことだと気づいた。
100日以上書いてきてやっと気づけた。

でもあの頃と違うのは、こうして誰かに読んでもらう場所があることと、誰かに読んでもらえる場所で書いていること。
あの頃みたいな瑞々しい感性と粗削りだけどパワーを持つ言葉と勢いはないかもしれないけれど、今の私で書けること、今の私だから書けることを書いていきたい。
特定の誰かのために書くこともあるかもしれないし、誰かに届けばいいなと思って書くこともあるかもしれない。
自分のために書くこともあるだろうけど、それも回り回って誰かに届くことがあったら、それはそれでうれしい。


私はコトバツカイの修行の旅に出ます。
たくさんの言葉に出会って、そのパワーを分けてもらって、そしてそのパワーを私の言葉に載せていこうと思います。
(この宣言は、noteを書くのをやめるということではなく、むしろパワーアップさせていきたい思いです。)

学ばなきゃ、と思ってたくさんの情報に出会おうとしていたことを少し休んで、私自身にパワーをもらえるようなインプットに舵を切り替えます。
そうすることで書くことを続けていけたらと思っています。


目指すのは、私なりのコトバツカイ。

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