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昨日の反省と今の私にできること

2024年1月1日に能登地方で発生した地震により被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

計画を遂行するより大切なことがある

一年の計は元旦にあり、とは言うものの、今回の地震によりその初日から計画どおり進まなくなってしまったという方も多かったのではないでしょうか。
私もその一人です。
でも、計画どおりにいかなくなることが分かっていても、守り抜きたかったことがあります。

それは子どもの心でした。

昨日、実はXでこんなポストをしていました。

これは、私自身の反省からくるポストだったのです。

たまたまNHKが点いていた我が家では

あの地震が起きた瞬間、我が家ではたまたまNHKが点いていました。
そして、私はリビングでパソコンを広げて転職サイトを開こうとしていました。
次の瞬間、けたたましく鳴り響く緊急地震速報と、避難を呼びかけるアナウンサーの声。
一度目は石川県に対する緊急地震速報だったものが、再度地域を拡大して発令されました。
我が家の地域もその中に含まれていたので家族でテーブルの下に避難。
揺れは大きくなかったものの長く感じられました。
その間もテレビからは地震の様子が流れていました。

普段とは違うテレビからの呼びかけを見た

災害時の報道のあり方は、NHKを見ていていろいろ考えさせられました。
どうしたら人の正常性バイアスを取り除いて行動させられるのか、それを研究して訓練を行っていることを知りました。
鬼気迫るアナウンサーの声での決死の呼びかけに行動を促された人もいるのではないでしょうか。
そのくらいテレビからは緊迫した映像が流されていました。

子どもの受け止め方にまで思い至らなかった反省

私自身は、揺れが収まった後はパソコンの前に戻り、テレビも見つつ作業を始めました。
上で書いたように、地震の情報も見つつ、災害時の報道のあり方についていろいろ考えながら作業をしていたのです。
でも、しばらくすると子どもの様子がおかしいことに気付きました。
テレビを見る視線が動いていない。
身体もずっと同じ体勢のまま。
このままではいけない、咄嗟にそう思って子どもを抱き上げました。
その瞬間、「こわい」と言ってしがみついてきました。
とても後悔しました。
自宅の揺れについてのフォローはしたものの、ニュースから流れてくる情報についてのフォローをしないまま見せ続けたことは明らかに失敗でした。
(この辺りは、お子さんの年齢や生活状況、成長の程度によっても受け止め方が違うので、あくまでも我が家の場合です。)

家族にも、子どものためにニュースを消すことの同意を得て、子どもの好きなDVDを見せたり、Amazonprimeでアニメを見せたりすることにしました。
その後は、子どもの様子もいつもどおりに戻ってきたので少しホッとしました。

災害の情報を入手することは必要です。
実際、我が家にも今後復旧、復興に携わる立場の家族がいます。
情報収集は必要だけれど、大人はテレビ以外の情報収集の手段があればそちらを利用してもらうこともできます。
今回は、インターネットが機能していたので我が家の情報収集はそちらに切り替えました。

災害時の子どもの心のケアについて


災害時の子どもの心のケアについては、公的機関からも情報が示されています。

災害時では、被災地にいる子どもたちはもちろん、遠く離れていてもその情報に触れて怖い思いをしている子どもたちのケアも忘れないでいてほしいと思います。

ユニセフのホームページが分かりやすかったので参考に挙げておきます。

目の前の大切なことを忘れない

計画や予定なんて簡単に崩れてしまうことがある、そんな当たり前のことに気付かされた1日でした。
いとも簡単に外部からの影響によって今までの日常が日常でなくなってしまうのです。
それでも、これからの日々を過ごしていく力はあるはずだし、計画や予定はまた立て直せばいい。
まずは、目の前にある大切なことは何かを慎重に見極めて行動する、時にはそんなことも必要になるのではないかと思います。
今回の場合、私にとっては子どもの心のケアだったわけです。

今の私にできることは

今日、これを書くにあたり、実際に被害に遭われた方たちのことを考えると公開すべきかどうか悩みました。
でも、恐らくメディアでは地震の映像がしばらく流れ続けると思うので(これ自体を否定するものではありません)、皆さんの周りのお子さんにも少し心を配っていただけたらという思いを込めて公開させていただきます。

そして、微力ながら私も募金させてもらいました。

一日も早く、安全で安心な生活が送れますように願っています。

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