見出し画像

自分の道を進む

自分の道を進むということには、2種類あるのではないかと最近気づいた。
ひとつ目は、自分自身で選んだ道を進むということ、ふたつ目は、自分で切り開いた道を進むということ。
この2つは似てるようで決定的な違いがある。

この春の人事異動で不本意な結果となった私は、異動先の職場で自分の価値を見出だせずにいた。
(正確にはもちろんまだ見出せてないけれど)
でも、しばらくここで過ごしてみると私は私でいることが私の価値であるような気がしてきている。

これまでは、先人の作ったいくつかの道の中から自分の道を選んできたのかもしれない。
もちろん、アレンジは加えるし、前例踏襲主義はとらないつもりでやってきた。
前に進むために過去を調べ、似たような事例を探して新しい道を作ってきた。

今は少し違う。
今ある道を進むこともできる。
でも、今ある道を気にせずに進むこともできるのだ。
今までやっていたことも前任者とはやり方を変えることもできる。
そして、これまで私のような立場の人がやらなかった領域に一歩足を踏み入れることもできる。
何かやってしまえ!という気持ちになっている。

舗装された道を進むのではない。
用意された地図を見て進む道を選ぶのではない。
自分で草をかき分けて道なき道に道を作っていく。
そんな感覚が近い。


まだまだそんなに大それたことはできないけれど、私にはしがらみもない。
だからこそ前例を気にすることなく、なおかつこれまでの経験を生かして、何かすることができるかもしれない。
今までもワクワクしてきたけれど、また違うワクワクを味わうことができるのかもしれない。
そんな片鱗が見え隠れしている気がする。

今からは、自分で未開の地を切り拓いていく。
少し前まではここが、自分は立ち入ることのできない、手を加えてはならない保護区のように見えていた。
でも今は違う。
自分で作っていい道があるのかもしれない。
ここを切り拓こうと果敢に挑むのが私の価値なのかもしれない。
そして、それが自分の道を進むということなのかもしれない。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?