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3Dプリンターで寿司をつくっています。(#1:新プロジェクト始動!)

こんにちは。
フードテックアーティストの榊です。

お待たせしました。
OPEN MEALSの1年ぶりの新プロジェクト
『寿司リジェネラティブ』始動です!

今回はついに…ついに!
食べられる(&美味しい)3Dプリント寿司を目指しています。

2018年『寿司テレポーテーション』
2019年『寿司シンギュラリティ』
からの、
2022年『寿司リジェネラティブ」
未来寿司3部作最終章の始まりであります。

<プロジェクト概要>

「スシ  リジェネラティブ」 とは、
日本語に訳すと「環境再生寿司」的なニュアンス。

今回のプロジェクは、
「未利用魚」や「余剰作物」「規格外作物」など、
食べられるのに廃棄されてしまう食材を集め、粉末化し、
その粉末を原料に、新型の『レーザー3Dプリンター』で、
新たな食(寿司)に「再生」する前代未聞の挑戦です。

新型のレーザー式3Dプリンターで実験中の様子。かなり未来的!

この技術で、本当に美味しい、食が再生出来れば、
現代の社会課題であるフードロスと、
将来的な食糧不足の課題をまとめて解決できる、
大きな可能性を秘めたプロジェクトだと思っています。

食を再生するフロー

さらには、
廃棄作物をその場で、新たな食に再生可能なシステムを確立出来れば、
・地産地消でフードマイレージを減らし、Co2排出量も削減
・粉末化により常温で長期保存可能。食糧受給率向上
・調理のバリエーション拡張。パーソナライズ食への対応。
など。
新しい食産業を創出するポテンシャルも秘めています。

2022年の春頃から企画を練り始め、
メンバー集めに奔走し、
この半年ほど密かにチームでR&Dをして、
再生寿司を仕込んでおりました。

既に、プリンターの特製をつかんできて、
いくつかのロス食材で、再食品化に成功しています。

<プロジェクトメンバー>

この難題に挑むプロジェクトメンバーをご紹介。
今回も、産業を超えたメンバーで実現を目指します。

●3Dプリンター開発
山形大学 ソフト&ウェットマター工学研究室(SWEL)

日本のフード・メディカル・ゲルの3D/4Dプリンティングの先駆者。
ソフト&ウェットマター工学の視点で、先端技術の社会実装に取り組む研究チーム。
今回のレーザー式3Dプリンター「LASER COOK AISO-1S」は
山形大学SWELの特許技術。OPEN MEALSには寿司3部作全てに多大なるご協力頂いています。

●料理人 
 酒井 研野
料亭や中国料理、イノベーティブ・フュージョン等での経験を経て独立。
「現代の日本を映し出す料理」をテーマに、日本料理のアイデンティティを追求している。
「RED U35」2022 でグランプリ獲得!(スゴい!)
「ミシュランガイド京都・大阪2023」にて1つ星を獲得!(おめでとう!)
ヒトサラ「Best Chef &Restaurant 2021-2022」受賞!
飛ぶ鳥落とす勢いの日本料理の若き匠。
今回は寿司メニューの考案から実装までガッツりご一緒頂いてます。

テクノロジスト
Konel

「妄想と具現」をテーマに、30職種を超えるクリエイター/アーティストが集まるコレクティブ。 スキルの越境をカルチャーとし、アート制作・研究開発・ブランドデザインを横断させるプロジェクトを推進。
今回は、寿司の3Dデザインをはじめ、テクノロジー実装の側面で、様々な連携をして頂いております。OPEN MEALSには「サイバー和菓子」プロジェクトに続き参加。

そして、
●企画・プロデュース
は、OPEN MEALS発起人&フードテックアーティストの私、榊が担当します。

他にも、
続々ご協力頂いている方々が増えていますので、
今後、『寿司リジェネラティブ』のプロジェクト進捗と合わせてご紹介していこうと思います。

で、
本当に美味しい「寿司」が出来るの?
と、みなさま懐疑的だと思いますが、
ご想像の通り、
途方のなくハードルの高い挑戦になります。✌️

しかし!
敢えて。難易度の高い超飛躍的なゴールを設定し。
実現を目指すからこそ、技術は革新していくのだと思っています。
なにより。難題に挑む方がワクワクしますからね。

最近、ジューシー&プルプル食感の実現に成功しました!

今後、『寿司リジェネラティブ』の開発状況は、
こちらのnoteでもレポートして行こうと思います。

5品くらい出来たら、
実食イベントも開催してしようと思っています。(来年春ごろ目標!)
お楽しみに。

OPEN MEALSの新たな挑戦。
『寿司リジェネラティブ』プロジェクトを応援宜しくお願い致します。


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