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どんな機能が好き? 社員に聞くOpenWorkの"推しポイント"

こんにちは!note編集部です。
OpenWorkの社員クチコミは2007年のサービス開始以来、転職や就職活動でご活用いただいています。
ユーザーの皆さまと同じように、オープンワークで働く社員の多くが、働く人の「リアルな声」を会社選びに役立てた経験があります。

今回は社員3人に、いちユーザー時代から感じていたOpenWorkの好きな機能や「推しポイント」を聞きました。併せて、OpenWorkを活用した企業と個人のより良いマッチング、プロダクトづくりにかける思いをご紹介します。


プロダクト室デザイングループ・高

OpenWorkのここを見て! 
私はオープンワークに入社するまで三度転職していますが、OpenWorkがまだVorkersだった頃から転職活動中はよくクチコミを見ていました。

クチコミの使い方として私が友人にもお薦めしているのが、「女性の働きやすさ」の項目の回答者を男女別に分けて読むことです。性別によって投稿されている内容に大きな違いがない企業もあれば、男女で視点の違いを感じる企業もあります。
性別に関係なく活躍できる企業かそうでないかを見極めるうえで重宝した機能です。

ただ、クチコミや評価スコアを男女別で分けて見る機能をご存じなく、利用されている方もいらっしゃいます。OpenWorkのユーザー歴が長い友人から「そんな機能があるんだね」と驚かれることも…。
他にも、入社形態(正社員/契約社員)や現職者/退職者別で回答者を絞ることができるのですが、こういった機能はOpenWorkのサイト上であまり強く主張されていません。

赤枠内を選択することで、該当する回答者からの回答のみを表示することができる。

便利な機能ですが、強調した配置にはしていないため、場合によっては見落とすこともあると思います。

では、特定の機能の存在や動線を目立たせれば使いやすくなるかと言うと、そうとは限らないのです。その情報を必要としないシチュエーションでは煩わしく感じることもあります。
OpenWorkは幅広いユーザーが利用するサービスだからこそ、誰もが今自分の必要とする情報にたどり着けることを大切にしたデザインであることは、いちユーザー時代から感じていたところで、今後も大事にしたい部分です。

ただ、オープンワークに入社し、プロダクトをつくる側になってみるとそれゆえの葛藤があることも知りました。

 “一人のユーザー”から社員へ いま取り組んでいること
具体例をご紹介しますね。最近デザイングループで活発に議論した、ユーザーにWeb履歴書の記入を促すための表示です。職務内容を充実させることで、「約3倍」スカウトを受け取れるようになることを訴求しています。(ブラウザ画面限定の表示)

 別のデザイナーが主担当だったのですが、私も「デザインが必要な範囲を超えて過度に強調されていないか」という観点と、一方で「必要なユーザーの目に留まるアプローチであるか」という観点の両面からレビューしました。

これまでのデザインでは、OpenWorkのトンマナに合うことや他のヘッドラインやコンテンツを邪魔しないデザインであることが重視されていたのですが、ユーザーに認識されにくく、結果として機能を使っていただきにくい、といった課題がありました。

プロダクトマネージャーとも話し合い、この機能はユーザーにとって有益な、重要度の高い訴求を担っており、かつ必要なユーザーにのみ表示される仕様のため、他のヘッドラインよりも強調すべき、という結論に至りました。
その後数値的にも改善ができ、適切な強調の難しさについて改めて学びとなりました。プロダクトマネージャー・デザイナーが対話を重ね、グループ全体で活発に話ができたことでこのような着地ができたと思っています。

OpenWorkをもっと良いサービスへ 挑戦したいこと
OpenWorkらしさを守りつつ、ユーザーに見ていただきたい機能をストレスなく訴求するためのデザインを求めて、最近はずっとできていなかった「ちぐはぐな見た目」への対応体制づくりに着手し始めました。

OpenWorkでは、日々さまざまな機能やデザインの実装がされていますが、多くは限定的な数値改善のために実施されることが多く、その数値目的は達成されても、長期的・全体的に見ると「ちぐはぐな見た目」になっている箇所が存在します。

右と左でわずかだが、ボタンの高さが異なる例。
開発当初は、右と左を並べて表示することを想定していなかったために発生。

こうした些細なちぐはぐさは、短期的には問題が表面化しづらいですが、長期的にはユーザー体験に悪影響を及ぼします。
これらが複数箇所で繰り返されると、「なんとなく使いづらい」という感覚に繋がり、本来ユーザーのためになる訴求にも、気付いてもらえなくなってしまうかもしれません。

デザイングループでは、こうした表示に対して明確な対応体制を作れていなかったため、今後積極的に発見・対応できるよう、各方面に声をかけて体制作りを始めました。
OpenWorkらしさを守りつつより良いユーザー体験を目指して、エンジニアの方々も含め、今後も組織一丸となって取り組んでいきたいですね。
 

マッチング事業部 新卒採用カンパニー セールスグループ・山本

OpenWorkのここを見て!
OpenWorkとの出合いは就活生時代。エントリーする企業の選定や選考中の企業のカルチャーを知るために利用していました。

大学や部活が一緒だった友人のなかには、企業のブランド力を重視して就活をする人が少なくありませんでした。企業発信のお化粧された情報しか見ず、実際にどんな企業か分からないままエントリーし、入社していくことに違和感がありました。

企業に関する情報がブラックボックス化していることにも疑問があったので、OpenWorkを通じて、実際に働いた経験のある人でないと分からない情報を知ることで企業選びの参考にしていました。

ネームバリューはないけれど、大手企業にも負けない強みや個性がある、本当に良い企業を探したい。そういった方におすすめしたいのが、業界ごとに総合評価や「待遇面の満足度」「風通しの良さ」などの指標ごとのランキングを見る機能です。

私はオープンワークに入社する前、新卒で入社した経営コンサルティング企業で人材紹介や人材派遣の仕事に携わったのですが、顧客企業の強みや課題の分析にも活用していましたね。

化学、石油、ガラス、セラミック業界における、「待遇面の満足度」ランキング


“一人のユーザー”から社員へ いま取り組んでいること
新卒で入社した企業からオープンワークへの出向を経て、2023年に入社しました。新卒採用の領域でOpenWorkリクルーティングの活用を促進するため、顧客企業の採用支援に向き合う日々です。

企業の情報がブラックボックス化していることへの違和感、それゆえに起こる就活のミスマッチをなくしたいという思いは就活生の頃から変わりません。当時と違うのは、オープンワークの社員として新卒採用を実施する企業にどう提案するか、という点です。

ある顧客企業は、OpenWorkの評価スコアにおいて「20代成長環境」が低かったため、人事制度の刷新や育成プログラムなど進行中の人事施策の訴求を提案しました。別の顧客企業に対しては、ユーザーに送信するスカウトメッセージにその企業のクチコミ・評価スコアを記載し、それらに言及しないメッセージとのABテストを実施しています。

クチコミ・評価スコアはOpenWorkリクルーティングの大きな強みになると考えているので、効果的な活用方法を探ることで顧客に貢献すると共に、事業としての強みにしていきたいと考えています。
 
 OpenWorkをもっと良いサービスへ 挑戦したいこと
オープンワークのコーポレートスローガンである「さあ、自由に生きよう 働きがいをすべての人へ」を実現するため、「採用以降」にコミットする事業やサービスが必要だと考えています。

OpenWorkに働く人のリアルな声が集まることで、企業と求職者の関係性を対等にし、OpenWorkリクルーティングを導入する企業を増やすことで「良い企業に人が集まる」状態を目指して仕事に取り組んでいます。

ただ、「働きがい」は入社後に得られるものです。入社してからの体験をより良いものにするため、例えば自己理解を深めたり自身のキャリアマップを描くことを手助けするサービスはどうでしょうか。
採用して終わり、入社して終わり、ではなく、入社してからも顧客企業やユーザーに関わることができるサービス開発にいつか挑戦してみたいですね。
 

社長室・ハフィズ

 OpenWorkのここを見て!
昨年転職活動をしていた頃、友人に薦められてOpenWorkを知りました。
海外に類似のサービスがあることは知っていて大学時代から利用していたのですが、OpenWorkは各企業の強みがレーダーチャートで見ることができ、視覚的に分かりやすいなと感じました。

でも、一番の強みはやはり「リアルな生の声」が集まっている点だと思います。関心のある企業やその同業他社に友人や知人がいても、話を聞けるのはせいぜい1人か2人程度。OpenWorkは何十人もの人の話を幅広く見ることができます。

意外だったのは、退職者による回答も決して不満やネガティブな投稿ばかりではないということです。退職したけれど、この企業のこういうところは好きだった、評価している、などのクチコミも多く見られます。
企業のより立体的な分析に役立つ機能なので、転職活動中やキャリアに迷っている方にはぜひおすすめしたいです。 

オープンワークを退社した元社員によって投稿されたクチコミ。
在籍中に感じたよかった点にも言及がある。

また、気になっている企業がある際は、「競合比較」機能がオススメです。業界の平均値と比較し、気になる企業にどんな強み・弱みがあるのか分かりやすく可視化できます。

インターネット業界の外資系企業とインターネット業界平均値とのスコア比較
(ブラウザ画面限定)

“一人のユーザー”から社員へ いま取り組んでいること
私は昨年オープンワークに入社し、社長室で2つの業務を担当しています。
メインで担当しているのは、海外の金融機関向けに、投資の判断材料として定量スコアやクチコミ情報をデータ提供する事業の推進。
もう1つは、企業の人事部や経営層向けに、クチコミ情報から自社の全体傾向や競合比較を分析する事業の開発です。

前職では銀行に勤めており、海外ビジネスの進出支援などに携わったのですが、当時から「生の声」の持つ力を実感することがありました。
金融機関は企業の事業性を評価し、融資の必要性を判断するのですが、「(特性上記載情報に企業の意図が入ってしまう)IR情報だけでなく、中立な立場の情報が欲しい」といったニーズがあります。

一方企業側も、組織改善のためになんとかして社員の本音を引き出したいと考えています。
社員向けにアンケートを実施する企業もありますが、どうしても企業に遠慮してしまい、本音を引き出すことは意外と簡単ではないのです。

だからこそ、リアルな社員の声を十分な質と量で保有している、OpenWorkの情報は非常に価値があると感じています。
金融機関や企業に対し、どういった形でOpenWorkの情報を分析・提供をすればより価値を高められるかを考え、仕事に取り組んでいます。

 OpenWorkをもっと良いサービスへ 挑戦したいこと
まずは、メインで担当している金融機関向けのデータ事業を成長させ、従業員から評価される”いい会社”が投資家からも評価されるようにしたいと考えています。

金融機関や投資家は、”いい会社”に投資したいため、いい会社ほど資金が集まりやすくその会社の成長が加速します。従来、この”いい会社”とは主に財務情報を基に評価されてきました。
ただ、現在のESGや人的資本経営の考え方の普及により、財務情報に加えて組織文化や従業員のモチベーションなどが企業評価の材料になりつつあります。
OpenWorkのデータが金融機関に多く用いられることで、従業員にとっても”いい会社”に資金が集まる状態を作りたいです。

また、現在開発中の企業向けのクチコミ分析レポートを活かし、ゆくゆくは企業側の組織改善も支援できるようにしていきたいです。
従業員の声が経営者に届きやすくすることで、働く環境の改善や働きがいを感じやすい業務の充実につなげ、最終的に企業パフォーマンスも高まる、というサイクルの実現が理想です。

すべきことは山積みですが、蓄積されたデータを元に、OpenWorkのデータ事業を拡大できるよう取り組んでいきます。

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