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食物連鎖のトップは猫

遠い昔、人間を含む霊長類や猿は大型のネコ科の獣の常食だった。

人間は自分達より大きい強力な猫を殺して、小さい猫だけを残したという噂話も残っている。

それほど人はネコ科を遺伝子レベルでは恐れている。
そんな猫を飼い慣らして悦に浸っている可能性すらある。強力な猫が向こうからスリスリしてくる!!深層心理にある恐怖から出るツンデレ感によって、猫に魅了されているのかもしれない。

[トキソプラズマ]という寄生虫がいる。

ネコ科の動物の体内だけで有性生殖を行うことができる。
豚やネズミ、さらにはそれを食べると人にも感染する可能性がある。妊婦さんが生肉を避けた方がいいのは寄生虫に感染する危険性があるからである。

トキソプラズマが猫以外の動物に感染すると脳に影響を与える。そして行動を変える。

感染したネズミは動き回る。さらにはネコ科がいる危険な場所に平気で行くし、ネコ科がいても逃げなくなる。すると捕食されトキソプラズマはネコ科の体に帰ることができるという仕組み。

人が感染すると、統合失調症や、衝動抑制がきかない間欠性爆発性障害、自殺傾向といった神経障害になる。これもネコ科の体内に戻るための信号である。

つまりネコ科がゴールなのだ。

今は小さく見た目が可愛い猫しか生活環境にいないが、それでもネズミや鳥などの哺乳類を狩り殺す問題は減らない。

寄生虫レベルではネコ科が食物連鎖の最強で、人間の知恵によってそれを覆されたという面白い話。

いずれまた人間を駆逐しようと虎視眈々とその機会を狙っているかもしれない。

そんな面白い内容が書いてた本でした。
人に話したくなることが多く載ってて面白かった。

絶滅へようこそ

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