私は中高6年間、女子校で過ごした。
だからなのか、変な恋愛のいざこざもなく、「〇〇ちゃんよりも〇〇ちゃんの方が可愛い」と言った変な比較もなかった。

ただみんな自分の好きなことを突き詰め、みんなでできるだけ可愛く綺麗になろうといった雰囲気があった。

誰かの可愛いを否定することもなかった。


大学で出会った友達には毎日私のメイクや髪の毛を評価し、批判する人もいた。

先輩たちの中で
一年では〇〇が一番かわいい
って話をしてることを知った時にはゾッとした。

私は思ったときにしか可愛いを言えないけれど、
可愛いと思ったら
可愛いと言っていた。


けど、可愛いと言うと「そんなことないよ！」とか「絶対何か見間違えてるよ！笑」などと謙遜された。

中学高校と「かわいい」と言われたらそれはその人の感性だったので
ただ「ありがとう！嬉しい！」と返されていたし、返していた。

だってそれはその人の感性を否定することになるから。

謙遜されてとっても戸惑った。

かわいいってそんな否定するようなものだったっけ？

かわいいってなんだろ？

今までは自分がかわいいって思ったらそれはかわいいものだったから

わからなくなった

徐々に大学生活に慣れてくると見た目に評価があることにも慣れてきた。

けれど、やっぱり、大学に入り、
「見た目」の評価や否定があることにショックだった。