yuuki

新写真部の末席。 新しい《目》でみるべく、《目》ヂカラをあげる訓練中。

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マガジン

  • 琉球を視る、

  • 水を視る、

    ふらふらと水を巡り,水を愛でながら視てゆきます。

最近の記事

琉球を視る、 序:本土復帰と沖縄返還

 表紙の写真は,『オキナワグラフ2012年5月15日号』沖縄の本土復帰40周年を記念する号。『復帰っ子』と呼ばれる1972年生まれのなかでも,1972年5月15日に生まれたおふたりが復帰っ子のアイデンティティを語っています。来年はいよいよ50周年。あれから10年を経て復帰っ子は何を語るのでしょうか。  さて,『琉球を視る、』といいつつ沖縄から入ってゆきます。かつてそういう区切りを付けた人々がいたというだけの話であって,島は変わらず風と水が流れ,経糸を継ぎ緯糸を変えながら一織

    • 水を視る、 二:水門の先に

       表紙の写真は,荒川と隅田川の分岐点,つまり隅田川のはじまり。左手が現在の荒川,右手の青水門(岩淵水門)がみえる方が現在の隅田川。このあたりを見ると荒川が荒ぶる川だったとはとても思えないのですが,台風や大雨があると東北本線・京浜東北線の高架が水没するんじゃないかというくらい簡単に増水しますし,もう少し上流・秋ヶ瀬公園のあたりは氾濫することもあります。昔はさぞ荒ぶっていたことでしょう。  真夏のさかりに木製の水門(見沼通船堀)を見に行ってから時間はあきましたが,次に近代的な水

      • 水を視る、 一:最先端の循環型社会だった江戸と『見沼通船堀』

         表紙写真は,関東流で築かれた八丁堤を紀州流の工事により切り開いたところにかかる橋からみる通船掘西縁と芝川の合流地点。ちなみに,伺った少し前にここから車が川に転落するという事件が起きたそうです。事故ではなく事件としたのは,あたかも道路が続いていると見せかけ転落するよう仕向けられた形跡があったとか…火曜サスペンス劇場並みの事件がのどかな町に…。お亡くなりになったかたのご冥福をお祈りします。    安岡章太郎『利根川・隅田川』にすっかり魅せられた私は,さっそく『見沼通船堀』へ散策

        • 水を視る、 序:安岡章太郎『利根川・隅田川』

           表紙写真は,『利根川・隅田川』と副題を付けていながら荒川。すみません,東京の北住まいなものでiPhoneに利根川も隅田川も入っていませんでした(汗)近々,散策に行く予定なのでちゃんと調達しておきます。  とはいえ,荒川と利根川・隅田川は切っても切れない縁。元々,やんちゃな暴れ川だった荒川は,流量の多い利根川と合流し東京湾に流れ込んでいました。そんな二つの川が合わさっておとなしく悠然と流れるわけがありません。荒ぶる川は度々江戸の町を水でおおい尽くしました。  そして,江戸に入

        琉球を視る、 序:本土復帰と沖縄返還

        • 水を視る、 二:水門の先に

        • 水を視る、 一:最先端の循環型社会だった江戸と『見沼通船堀』

        • 水を視る、 序:安岡章太郎『利根川・隅田川』

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        • 琉球を視る、
          1本
        • 水を視る、
          3本

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