働いてもらうお給料は銀行へ振り込まれる、という方が多いと思います。わたしもそうなのですが現金でもらっていた時期があります。

高校生の頃、コンビニでアルバイトをしていたのですが、そこでもらう給料は毎回、現金でもらっていました。

平日は学校の授業とクラブ活動があったので、土日だけのアルバイト、時間は朝8時から夕方4時まで。コンビニの仕事内容を全く知らず、想像もせずに始めた私は、まぁ失敗ばかりで。（苦笑）

・お弁当を持てないくらい温める。
・惣菜パンを袋が破裂するまで温める。

↑業務用のレンジだから数秒でいいのに、家のレンジのつもりで何分か温めていた。ちゃんとレンジにお弁当なら何秒って書いてるのに・・・

・レジ横の揚げ物を作れば焦がす
・温かいものと冷たいものを一緒に入れる

と、他にもいっぱい失敗して、いっぱい怒られました。今考えるとよく辞めろって言われなかったなぁと思います。

そんな私でしたが、お給料をもらう時にいつも、

「はい、ご苦労さま。」

と声をかけてくれました。失敗の多い私だったのにもかかわらず、毎回こう言ってもらえたのは本当にありがたかったです。

家に帰って、給料が入った封筒を開けて、中身を確認。自分が働いた事を形として実感出来る瞬間です。

（はぁ〜！給料や〜!）

そのあとは、これとこれを買って、あとはこれ用に置いといて・・・などお金を眺めつつ分配を考えていました。

給料を現金でもらうワクワク感や、それを眺めてどう使おうか考える楽しみはまだまだ子供だった20年前の私に貴重な体験で、今の私の、自分で働いて稼いだお金に対する意識の基本を作ってくれた気がします。

今、私の給料も振り込みだし、現金を持たなくてもスマホで買い物が出来る時代。20年前の私には想像もしなかった便利な時代です。