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とんかつ or カレー

物事を決める段階には複数ある。

今日の出張で学んだことを、記録がわりに。晩ごはんのメニューを決めるという例で話を聞いて、とてもわかりやすかったので書かせていただきます。

家族で議論、とんかつ or カレー。

①多数決
食べたい方に手を挙げる。多い方に決定。

②ランキング(実践の優先順位をつける)
今日はとんかつにしよう。そしてカレーは明日にしよう。

③盛り合わせ(ちょっとずつ両方)
とんかつとカレーの両方が食べられるメニューがある店に行こう。

④折衷案(一つにまとめる)
両方を合わせてカツカレーにしちゃおう。

⑤代替案
じゃあどちらもやめて、違うものにしよう。代わりにオムライスはどう?

そしてこの講演では、①→⑤の満足度についてと、このなかのどれでもない⑥の方法を提案されていました。それは、誰かがもしくは全員が我慢してではなく、全員が同意して決定できる意見を見つけ出すというもので、それが最も満足度の高い方法であるということでした。③、④、⑤がそれになることも場合によってはあるそうですが、新しいものを見つけ出すというところが他と異なるのだと思います。例えばとんかつとカレーだけどカツカレーじゃない新しいメニューを皆で作り出すとかでしょうか。私には思いつかないですが…。

晩ごはんのメニューを決める程度の内容であれば、盛り合わせかカツカレーですべて解決とも思えます。でも、内容によっては互いに相容れないためにそれができないものが存在します。そんなときにどれを選ぶのか、どの方法で選ぶのか、いろんな選択肢があることがわかりました。全員が同意できる意見を見つけるなんてとても難しいと思いますが、それを見つけるために試行錯誤し、話し合いを重ねるプロセスを踏むことで、合意により近づけるのではないかとも感じました。(少なくとも、自分の意見を主張できる場があるということにおいて満足感が増すから?)

私たちは日頃の集団生活で何かを決めなくてはならないとき、安易に多数決やじゃんけんという方法を選んでしまうことがあると思います。そこには、その決定に同意するという合意があるとはいえ、心からは同意できない人、何かしら我慢しなくてはならない人が必ず生まれるということをいつも忘れてはいけないし、できる限り全員が同意できる意見というものを模索するべきだと思いました。今日はそのための方法や手段を一部教えていただき、とても勉強になりました。日頃の仕事に少しずつ活かしていきたいです。

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