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シングルクリスマスの「先手必勝法」

私は大学生の頃から、クリスマスを恋人と過ごす文化が好きじゃない。

こんなのがニュースになっちゃうんだなぁと思った。
「どうでもいいだろ」とも思ったけど、結局読んじゃう私。

彼氏がいないシングルクリスマスの僻みではない。
「恋人と過ごすのが当たり前」みたいなのが嫌だった。
彼氏がいてもわざわざそこでデートを入れるのは好きじゃなかった。
大体の人が休みたがるから、バイトや仕事は率先して受けた。

今年は彼氏もいないクリスマス。
今年は、同棲を解消したものの、だいぶ元気を取り戻したM子と過ごすことを決めている。私の地元から美味しい海産物がくるのでそれをつまみながら、SATCを見たり、来年の占いをチェックする。

去年の微妙な空気で迎えるクリスマスよりいくらかマシだ。
去年はマジで、全力で、結婚に対して取り組んだ。
結果、春先に彼氏と考え方の違いにたどり着き、頑張ることをパッタリやめた。
翳りゆく2人の雰囲気に気づかないふりをしても、自分で自分を否定をしても、どうにもならなかった頃。
今よりもっと寂しかった。

人肌恋しくなるのは寒さのせいか。
目の前の他人が幸せそうだからか。
なんで、誰かが幸せそうだと不満になったりするのか。
「みんなが楽しいのに、なんで私は楽しくないんだろう」と思っているからか。

オールディーなクリスマスソング「Rockin' around the Christmas tree」には、

You will get a sentimental feeling when you hear,
Voices singing, let's be jolly
(陽気になって歌っている声を聞いたら、センチメンタルになっちゃうかもね)

という歌詞がある。
こういう風潮は日本だけじゃないし、昔からあるんだろう。

私はクリスマスソングが基本的には大好きだけど、それはたぶん物語が想像しやすくて、その世界観にちょっと酔いしれるのがいいんだと思う。
でもそれと自分が寂しくなるのとは話が別だ。

楽しくて当たり前とか、
恋人と過ごして当たり前とか、
そうじゃない人は可哀相だとか、
余計な目線がどこかにある。

どんな過ごし方だって可哀相じゃない。
大きな風潮を否定するには、
クリスマスを無視するよりも、
楽しい1日を過ごして自分でハッピーになっておくしかないんだと思う。
みんなが幸せ「なのに」と思う前に。
ハッピーは先手必勝だ。

シングルクリスマスに哀れみがなくなりますように。
無駄に寂しくならなくていい時代が早くきますように。
この連休は、率先してゲラゲラ笑って、楽しく過ごしてやるわ。

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