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【MBTI】上司から見た部下へのアドバイス(後編)

とうとう全タイプの部下をコンプリートしたので、記念に上司目線で本音のアドバイスを書いておきます。本人達にもほぼ同じ事を言っています。筆者が接した人への偏りが多分にあると思うので、そのへんは察してください。

ただし私のスタンスとしては、MBTIで分かることは「心の習慣」の傾向であって、習慣は変更可能であるし、傾向は傾きに過ぎない事を念押ししておきます。

ISFP
自分なりに考えて動いているようだが、客観的に見て自身に甘い所が多すぎる。また内向的感情が負に向いている時はそれを周囲にまき散らすので、自分に甘い癖に口を開けば他者への不満しか出ない人になっている点が他者評価を大幅に下げている所に気づいたほうが良い。

責任ある立場で勤務していれば、なおさら部下の信頼を失う事態となるので、愚痴以外のストレス解消法を身に着けておいた方が身のためである。それと行動に取り掛かるのは良いが、最後まで完結させるようにしておかないと、いつも尻切れトンボになって放置してしまう癖が大きな問題を生んでいるよ。


ISFJ
安定して業務をこなし献身的に動いているように見えるが、ベテラン社員の悪習に簡単に染められてしまっていることが多々ある。一度居場所を作ったら変化を極端に嫌うほか、業務プロセスを改善をしなければならない場面に直面した際に、周りへの気遣いも相まって何も出来ないばかりか抵抗勢力に加担してしまっている(加担するように仕向けられている)所には気が付いたほうが良い。年齢に関係なく、そのような行為はいわゆる老害である。

反射的に相手に気を遣う前に、ひと呼吸置いて本当に気を遣わなければいけない相手・状況なのかを考えたほうが、より活躍の場面が増えると思われる。

INFP
返事はいいし指示を理解していそうなのに、素直に行動に取り掛かる姿をほとんど見たことが無い。1人で完結するタスクには多少なりとも手を付けるが、他者と関わらなければ進まないタスクを放置してしまう習慣は、同僚からは癖の悪い社員としかみられないので必ず改めたほうが良い。

ほぼ全員に共通する点は、些細なことで病院に行ったり有休を全消化するのは構わないのだが、せめてやるべき事をやってからじゃないと、周囲からは頼りにならない同僚としか思われない。また、自分を甘やかしてくれる人を選ぶ癖も他人からは見抜かれているよ。職場では自分の気持ち(内向的感情)に振り回されないように自己の感情を律して、その勘の良さ(外向的直観)を意識的に活用すれば、良い社会人になれると思われる。

INFJ
他人への説得は上手だし行動力もあるのだが、一歩引いた姿勢や、安全策・配慮のために調整の余地を過剰に見積もる姿勢によって、結果的に物事が円滑に進んでいない現実から目を逸らさないほうが良い。また、その配慮が結果的に本人のためになっておらず、最終的に自分で尻を拭く事態に陥っていることが多い。

上記の事項と、一步引く姿勢から起こる批評家になりやすい状況を改めれば、かなりの成長が見込まれると思う。

ISTP
得意な分野には果敢に立ち向かうのは見ていて頼もしい。加えてフットワークも軽いのに、総じて最後の詰めが甘いのが非常に惜しい。詰めの甘さのカバーもかなり場当たり的。そこをきっちり詰め切ると、かなり頼もしい存在になるので頑張ってほしい。

ただ、守備範囲外の分野においては興味を示すものの行動に起こさない所が大変惜しいところである。

ISTJ
そつなくルーティンワークをこなすので、見ていて安定感があって頼もしい。ただ、他人への言葉や態度が非常に事務的で、部下からの取っ付きにくさが中間管理職には不向きである所が惜しい。

なかなか打ち解けないのに本人が設定した一線を越えると突然地雷が爆発するので、上司からしても扱いに慎重を要するところがある。また守勢に回ると驚くほど柔軟性がなくなるのも気をつけた方が良い。

INTP
一目置くような意見が多く参考になる。大きなミスはほぼ無いが、比較的細かいミスが多い。会社の業務は誰でも出来るように仕組化して、部下に手順を説明して再現出来るように教育する必要があるが、壊滅的に説明が下手くそで新人を育てる際に難がある。

また、改善点を指摘しても蘊蓄が返ってくる事があるが、上司が求めているのは蘊蓄ではなく、(事情が複雑なのは分かるが)誰でも分かるシンプルな説明である。もう少し分かりやすい丁寧な説明があると、より成長すると思う。

INTJ
同僚とのコミュニケーションに難がある。本人は無意識だろうが、指摘やアドバイスが指示や命令と受け取られている事が多々ある。ESFPやENFPほどの軽さは不要だがESFJやENFJのような接し方を勉強すると伸びると思われる。

ESFJは優しいが内容が相手寄り過ぎる点、ENFJは燃費が悪い点を自分なりに改善して取り入れれば良い。他のパーソナリティの振る舞いを批判的に見ずに、良い点を学んで取り入れていく姿勢が君の成長の鍵だよ。

以上

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