夜の海が怖かった

ここ1ヶ月、海が見たくて近くの海をずっと調べてた。

職場の人たちに
「夜、海を見に行きたいのですがここ行ったことありますか」
と聞いて歩いてたら口々に
「絶対にやめた方がいい」
「明るいうちに行きなさい」
と言われたけれど、どうしても見たくてつい先日車を走らせ近くの海に行ってきた。

私の車のナビが古くて、冬の山道を案内しだして海に行く前に死ぬのでは?と震え、野生の鹿が飛び出してきて急ブレーキを踏んだ時、もしぶつかって車が壊れたらと想像し震え、私しかこの道を走ってない…霊にでも遭遇するのでは?と震えた。
私の世代だけが笑えるやつだと西野カナくらい震えた。

山をおり、街が見えてきたところでナビに表示される大きな青!!海だ!!窓を開けて匂いを嗅ぐぞ!!と開けたけれど寒さとさっきまで吸っていた煙草と早とちりな花粉のせいで全然匂いが分からず5分とせず窓を閉めた。花粉のばか!!そして俺は弱いっ!

やっとの思いで海水浴場の近くまで来たものの駐車場も、防波堤からの登り口も暗くて分からず、夜道を歩いてたどり着いたところが停船場だった。
遠くから聞こえる波の音に最初はわくわくし、海へ近寄ったけれど、だんだんと大きくなる波の音が怖くなり終いには「死ぬかも!!!」と思い小走りで車に乗り込みコーヒーをひと口のみエンジンをかけた。
真っ暗で大きな波の音は怖すぎる…

あんなに楽しみにしていた夜の海が怖くて不安な気持ちになった事に悲しくなった。

きっともう1人で夜の海に行くことないかも。
死んだら骨を海に撒いて欲しいと思ったけれどちょっと考えさせてくれ、すまん!

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