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シタデルを超える。アジアに上陸した新水性塗料「TWO THIN COATS PAINTS」

2024年って数字しっくりきますよね。


新年あけましておめでとうございます。みなさんお久しぶりです。
ORCS MINIATURESのスタッフKです。
今年でORCSもおかげさまでオープン3年目となりました🎉
今年も皆さんのウォーハンマーライフのために邁進してまいりますので、
よろしくお願いいたします!

「TWO THIN COATS PAINTS」とは


以前Games Work Shopに在籍していたDuncan Rhodesが独自に開発したメディウムをベースにしており、すべて手作業で何度も試行することで開発されました。シタデルに足りない部分を補うかのような「使いやすさ」や「機能性」を持ち合わせた全120色の新しいミニチュアペイント用カラーです。
今回の記事ではその特徴を紹介しています。

公式サイトURL
https://www.duncanrhodes.com/ttc-paints/

 シタデルには「BASE」「LAYER」「CONTRAST」などの用途に応じてのカテゴリがありますが、TWO THIN COATSにもそれが存在します。



【7種のカラーカテゴリ】

・SHADOW → シェーディングに最適な暗い色で、ベースレイヤーとして使用することで、より明るい色に仕上げることができます。
・MIDTONE → 
シャドウとハイライトの中間に位置し、ベースレイヤーとして最適で、ハイライトを入れるための足がかりにもなります。
・HIGHLIGHT → 
ハイライト用の明るめの色
・WASH → 
シタデルのコントラストに近い用途
・METALLIC → 
特殊なメタリック・メディウムを使って開発された金属色。市販のメタリックよりも滑らかな仕上がりになる。
・GLAZE → 
ブライトとウォッシュを掛け合わせたようなもので、色をさらにポップにしたい時や、既存の色を着色したい時に使用します。
・BRIGHTS → 
少しポップな色味をしたMIDTONE。レーザー、ライトソード、パワーウェポンなどの効果に最適です。
※公式から引用。

以上の7種類のカテゴリになっています。

【簡単な製品詳細】

・内容量は15mLとシタデルより少し多めです(シタデルBASEが12mL)。
・形がドロップ型ボトルのためパレットに出す際に楽なのと、無駄なく使える点がとてもいい。
・中に攪拌玉が最初から入っているのもユーザーフレンドリーです。
・全120色

【強み・特徴】


水性塗料ユーザーが特に気にする部分に焦点をあてて挙げていきます。



【1,隠ぺい力】

どの色も隠ぺい力はとにかく高いです。全体的な平均が高いので色によってメーカーを選ぶことがなさそうなのがメリットです。
プラの上から直塗りでも問題なく隠蔽されます。

シタデルもそれなりに隠ぺい力は高く優秀な塗料なのですが、
シャバめの粘度と隠ぺい力を両立してるのがすごいです。

粘度自体はシタデルのLAYERとBASEの中間くらい。顔料が他メーカーのものと比べて粒子が細かく質が高いようです。




【2,筆塗の色ムラ】

どの水性塗料メーカーにもありがちな、色によってムラが出てしまう問題。
特に挙がるのが「白」「黄色」ですよね。
隠ぺい力にも言えることですが、筆塗りでこの2色に悩まされてきた方は多いかと思います。

筆塗り黒下地(AK 3rd BLACK PRIMER)の上から5回ずつ
※同上

それぞれ同じ色系統のもので比較してみました。
公式が「CITADEL」とシンクロするような色選をしているので比較しやすいです。

黄色」は明確にTTCの方がムラが少ない。
白」は微妙な差ですが、TTCのほうが塗面の凸凹やムラが滑らかで写真でとった時の見栄えがいいです。CITADELは結構粘度が高いので乾くと少し塗面がガタつきますね。

ほんとに助かる。ありがとう。特に白。
この2色が大丈夫なら他の色は言わずもがなです。

ただ粒子が細かいからなのか、下地を雑に凸凹に塗ってからTTCを塗るとそのまま下地の凸凹が出てきてしまいます(と言っても違いは本当に微細なものですが・・・)。

比較画像では下地は筆塗りのため、他の塗料を上回るTTCの良さを最大限に活かしたいならエアブラシやシタデルのスプレーなどできれいに下地を作ってからのがいいのかもしれません。



【3,優秀な顔料】

先ほども軽く話に出た「顔料」ですが、顔料の質の良さは色々なところで役立ちます。

まず従来の水性塗料は隠ぺい力を上げるために、粘度が高いものが多いです。シタデルやScale Colorもなのですが、筆でパレットからすくうと筆先にどっぷりと固まるため、水で薄めるorパレットで落とす作業が必要になります。

この時落とした分が無駄になったりしますよね。

対して顔料が良いTTCは粘度が低い and 隠ぺい力が高いためパレットに出す量や筆に乗る量が必要最低限になるため「楽+節約」になったりします。

【入手場所】

現在は入手できるのは日本で ORCS miniatures(店頭) か boiler(店頭 and ネットストア) のみとなっています。boiler は公認の日本の総代理店となっていますので気になることやわからないことがあれば電話やSNSなどで問い合わせてみるといいかもしれません。

boiler store URL
https://boilerstore.online/shopbrand/ct255/

どちらも札幌にあるので遠方の方はboiler
 storeの利用をおススメします。

【まとめ】

水性塗料の中では相当使いやすい塗料なのですが、そもそも水性塗料というものがまだペインター・プラモデル・ガレージキットの界隈に浸透しきっていないんですよね。

「水性」というワードに「薄そう・・・」「ムラがすごそう・・・」など結構偏見を持っている人も多いみたいです。

もちろん長年使い慣れているものを使うのが一番良いかもしれませんが、一度水性塗料の良さを味わっていただきたいですね。

金属色なども他のメーカーとは違った良さがあるので
また別の機会にもう少しわかりやすく深堀してみようかな。


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