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2023.05.31緊急プレミア公開)元ジャニーズJr. 二本樹顕理さんに聞く◆第1部◆【不誠実すぎるジャニーズ事務所の対応/「実態の解明が必要、これは社会全体の問題」】尾形✖️望月のThe Interview

【藤島ジュリー社長の動画とQ&Aについて】
先代のジャニー喜多川氏だったら絶対このような動画はなかったと思う。顔を出してコメントされたというのは一歩だとは思うが、所々濁していると感じる。「知らなかった」とかそうした性加害があったという事実は認める認めないといった発言が気になった。
(性加害を認めていない態度について)問題視している、ちゃんとした実態調査を行って、その事実があったことをはっきりと認めてほしいというふうには感じている。


【ジャニーズ事務所からの接触】
今のところ、向こう(ジャニーズ事務所)からの接触は全くない。岡本さんだけでなく、橋田さんも対面したというのは Twitterでコメントされていた。逆にでも接触してこられても、どう返すべきかと私もすごい悩む。心のケア相談窓口を設置したと言われても、気軽に連絡できるような気持ちにはならない。
被害者に対するケアとかフォローを行っていくっていう思いがあるのなら、そうしてほしい(=連絡を取ってほしい)。
根幹の問題については向き合ってないで、この第三者窓口に電話連絡した時に自分たちの情報がどう処理されてしまうのかそこがすごい不安である。



【再発防止特別チームについて】
センシティブな問題だが客観的に調査しようと思ったら、第三者機関の設置は優先されるべきなのではないかなと私は感じている。その調査にしても匿名などで情報公開せずにするということも可能だと思う。


【藤島ジュリー社長の知らなかった発言】
性加害があった事実を知らなかったではなく、知っていたことを正直に話してほしいと感じている。

例えば、レッスン現場、収録場所で少年愛的な行動が多かった。公の場で、その少なくともその場にいる周りの大人達は目にしているはずなので。少年愛的な行動があったっていうのは、傍から見ていても気付くレベルなんではないかなと。明らかに異様に身体を密着させてたり、ボディタッチしたりと か、膝の上に乗せてたってのもある。

私はそれをみんなが容認してた、組織ぐるみで隠蔽してると感じる。誰も咎める人もいない。それに対して、黙認してるなと感じる。ジュリーさんは来ていたこともあった。


【メディアに対して】
何を言っても絶対聞かれないだろうなと、途方もない無力感があった。
私の在籍当時から暴露本とか出てましたし、そういう暴露してる方がいても、全くその動き(報道する動き)がない。テレビも新聞も黙殺、ものすごい失望感強かった。
テレ朝とNHKはレッスン場を提供していた。隠蔽にテレビ局も含まれる可能(マスメディアが報道に後ろ向きなこの状況について)ジャニーズ事務所とテレビ局との間に癒着があるのではないかなと感じている。


【告発した経緯】
①BBCの ドキュメンタリーJ-POPの捕食者を見た。海外のメディアがこのジャニーズ問題に対して報道した。ネットの中で大きな騒ぎになっていた。それに注目していた。

②直後にカウアン氏が出て来られて、一人の若者が勇気を持って声を上げてるなっていうのを見た。これには私も擁護したいなという気持ちが出てきた。

③数年前に塾でアルバイトしていた。小学校高学年の少女の授業を担当。その少女は学校で男性教師から性的虐待を受けていた。それ以来、成人男性が隣にいると怖くて何もできなくなってしまう。その話を聞いた途端、私自身も10代の時に性被害にあってるので、言いようもない怒りと悲しみがこみ上げてきた。本当に性被害にあって声を上げられない人たちがいるっていう瞬間を目の当たりにして、本当にこんな世の中変えていかなきゃいけない。


【児童虐待防止法の改正について】
カナダと英国は時効がないっていうのが本当にショック、日本もそうだったら良かった。児童虐待防止法は改正すべきと感じている。
与野党の壁、そういった壁なしに皆さん児童虐待っていうのは解決していきたい問題だと思う。芸能界に限らず、教育、スポーツ、宗教、社会の色んな分野の中からこうした児童虐待・性的虐待をなくしていく。被害者が声を上げやすくする環境、虐待を生み出さない環境っていうのも必要だと思う。
今って実際声上げにくいなっていうのは感じられる。ちょっと被害者が攻撃されたりも。そういう攻撃を受けたりも多少はある。
罰則までなってくると難しいと思うが、通報義務はあって然るべき。当時の私の身の回りもあったらこうした被害に遭っていなかったかもしれない。

【今後の告発者の連携について】
今後の課題、私自身まだ他の被害者の方々と直接面識がない。機会があればこう連絡を取り合って、横のつながりも持てたらなと思っている。
(被害者の会など)立ち上げ方とかすらわかってないのが現状。今はまだその アイディアとして出てるくらいの段階なので、本当に何か動きがあるとしたらこれからだと思う。


【児童虐待防止法の署名活動】
橋田さん、カウアンさん、志賀さん、二本樹さんで署名活動
2023.05.31時点では25,000筆、2023.08.15時点では42,503筆の署名が集まっている。


【この問題について】
日本全体の問題、日本人の倫理観が問われてる問題だと思う。これを機にも社会全体が変わっていくこと、安全でフェアな社会になっていってほしいということを願っている。本当に未来の子どもたちを守るっていう側面もあると思う。


【マスメディアの報道について】
二本樹さん自身はテレビをあまり見ない、インターネットの台頭は大きい。テレビの影響は大きいと感じる。
この問題が扱われて 結局こう何事もなかったようにするされてしまったりスルー、鎮静化を図られてしまうのではないか、そうしたことが起きないかどうかを憂慮している。


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