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槇原敬之とは。

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10「世界で一番短い I love you」

ジャネーの法則って知ってますか?
小学生の時よりも、大人になった時の方が時間の経つ間隔が早く感じるあれのことです。

「世界で一番短い I love you」

26歳になり、月日が流れる早さを如実に感じています。(もうすぐ27歳、、、)今回なぜこんな話をし出したかというと、それにまつわる歌詞が今回ご紹介する曲に入っているからです。

1996年10月25日発売「UNDERWEAR」
(槇原敬之

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09「改札を超えて君を抱きしめたんだ」

槇原敬之初となる「提供曲セルフカバーアルバム」Bespokeの公式サイトにはそう記されている。音楽をこよなく愛した彼が、お客様となるアーティストの要望に合わせてメロディと歌詞をしつらえた。

そんなアルバム。全11曲の中で聞いた瞬間にこれはすぐに筆を走らせないといけないと感じた曲があった。

平井堅に提供した楽曲
「一番初めての恋人」

この曲は槇原が手がけた名曲の集合体とも呼べる歌詞が特に印象的

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08「誰かの幸せの小さなきっかけになりたい」

「あなたの座右の銘は何ですか?」
生きている上で、誰しもがこの質問を1度はされるだろう。

そもそも座右の銘とは、その人が生きていく上で大切にしている言葉で、おそらくその人の本質を表しているんだと僕は思う。

なぜそんなことを聞いたのか。
それは今回紹介する歌詞の一節が、僕の座右の銘になっているからだ。

槇原敬之38枚目のシングルとして発表された
「Firefly〜僕は生きていく」

タイトルに

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07「それもいいかなって言うから胸は捻じ曲がるばかり」

2月も終わろうとしているのに、窓の外では「そんなこと知るもんか」と言わんばかりに雪が深々と降っている。

今年の雪は異常だ。

それは僕だけでなく、この雪に毎年会っているこの町の人々ですら口にするくらいだ。

そんな雪が僕に思い立たせる。
「冬の曲について何か書きなよ」と。

さて、冬が好きな槇原。
冬の名曲も多い。

ふと気付いた。
「そういやこの曲でいつも冬を出迎えてるな」

1996年9月2

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06「白身の魚にイカとタコ わさびを抜いてくださいな」

槇原敬之は「シンガーソングライター」だ。

幼い頃から音楽に浸かり続けた彼は、
日々培ってきた感覚と天性の才能を掛けわせて
作詞から作曲まで自身で手がける。

発表してきた曲は200曲オーバー。
そのほぼ全てが「作詞/作曲:槇原敬之」である。
(編曲に関してはちょこちょこあるけどね)

歌詞を先に書いた後に曲をのせる「詞先」を得意とする彼が他者から歌詞の提供を受ける例も存在する。

その一曲がダウ

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05「生まれる前に書いたシナリオ全部忘れて」

2020年、槇原敬之二回目の逮捕。

僕としてはこのニュースは何よりもショックで、その日仕事から帰ってきてひどく落ち込んだのを覚えてる。まだ18時にもなっていないのに、何もやる気がせずその日はそのまま布団に入り、そのまま眠りについた。

単純に感じたのは、もう彼は表舞台に現れずもう彼の作品を聞くことはできないということ。捕まったという事実よりもこっちの方が僕としてはこたえた。

そんな中、1年半後

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04 「僕が好きなのは君じゃない」

1991年発売。
「君は誰と幸せなあくびをしますか。」に収録されている『満月の夜』

僕は毎回タイトルの部分に歌詞の一節を使うようにしている。
それは単純に曲名ではなく、歌詞を使うことでその曲の特徴を読んでいる方に感じて欲しいからだ。

ただ普通に見ただけでは、なんの変哲もないラブソングの一説だ。
しかし、こと槇原敬之に至ってはこの曲は大変珍しい曲である。

槇原は1999年の逮捕までラブソングを

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03「罠に掛かる全てを食べれば傷つかないのだろうか」

1999年6月。
ドラマ「ラビリンス」の主題歌として起用されヒットしたのが、
今回紹介する「Hungry Spider」だ。

この曲の最大の特徴は間違いなく、
曲の主役が「蜘蛛」と「蝶」の昆虫というところだ。

今までの槇原の曲を見ると、
彼の作品は人に焦点を当てた曲が多かった。

ただこのHungry Spiderは違う。

この曲の主役は僕ら人間よりもはるかに小さい生き物たちだ。

他のアー

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02「南極なら君と僕とペンギン」

1996年10月25日。
槇原敬之デビュー6周年となるこの日に発売されたアルバム「UNDERWEAR」に収録されているのが今回紹介する「PENGUIN」

「うん」や「THE END OF THE WORLD」、「LOVE LETTER」といった名曲を携えたこのアルバムの発売日は僕の親友2人が生まれた日なので運命的なものを感じる。

この曲のテーマは「叶わなかった恋」

曲中のカップルは愛し合って

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01「もう恋なんてしない」

イシイレンコンさんという芸人さんがいる。

その人は僕と同じ槇原敬之のファンで、noteで自分なりの解説をしながら曲の紹介をし、自分で噛み砕き、よりマッキーの曲の味を楽しんでる。

「そういう楽しみ方もあるのか」
ファン歴13年目に入った僕も、そうやってマッキーの曲を楽しんでいこうと思い、パソコンをカタカタしている。

さて、いつまで続くかわからないこの企画。
最初の曲は何にしようか悩んでいたが、

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