人のふり見て我がふり直せ。
大谷翔平は運を掴むため、日々ゴミを拾う。
徳を積む。

ーーー
昨晩、終電の社内にて。

座席もまばらにしているけど
その男性はドア付近に座り込みうたた寝を始める。

年の頃は20代半ば。学生のようなフリーターのような、２５歳はいってそうな感じ。
スーツは着てない、私服のようだ。

大きなリュックを手前で抱え、ケエンタッキーのお土産を床に投げ出し乱雑に座り込み、こっくりこっくりと寝始める。

今日は忘年会か飲み会だったんだろうね。

数駅乗っていると、寝ている彼からスマホが落ちて１ｍ先の通路どまんなかｄ３転がって止まる。

彼は気が付かない。
酔っぱらうとこうやっていろいろ物を失くすのかｗ

今スマホも高級品。
あと寝ている人を狙うスリ、置き引きはこの時期は要注意。

「スマホ落としてるよ。お財布あるかも確認するんだよ。どこで降りるの？」
スマをを拾って彼を起こしてしっかり手に持たせる。

見身なりはきれいでない彼だが、
ふと泥酔ながら
「あ、ありがとうございます。ここはどこですか?」
「次で〇〇駅だよ」
「！？」

どうやら乗り過ごしたみたい。

オレに会釈して駅につくなり飛び出しちったよ。

手に持ってたケンタッキーを電車に忘れて
あわてんぼうのサンタクロースになってしまっているけど
事故や盗難に合わずに、大切な人の下へ帰るんだよ。

貰うわけにはいかないけど、忘れたケンタッキーのチキンの匂いが終電の社内に漂う。
帰ったらお茶漬けでもたべようかな。

すこし食欲が増しながら帰る道すがら。

今日も一日一善。
では、またね。良い1日を。