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おり桐戦争 #11 自爆

自爆プログラム

飛鳥馬の兄貴は、気づいていた。
このまま戦っていても全員死ぬだけだと。
だからこそ。
思い切った作戦を立てる。
この際自分はどうなってもいい。

だが渚は守り切る。

飛鳥馬の兄貴はさけんだ。「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
そして走り出す。
その先にあったのは…

自爆スイッチ。
渚(まさか!)
しかしもう遅かった。
兄貴は自爆スイッチを押した。

おり「なああああaaaaaaa」
佐藤「よくもおおおおおおおおお」
カンクン「おい!」
バナナキラー「ぎゃあああああああああああああ」

その場にいた全員が絶叫し、怒りのまま飛鳥馬の兄貴を殴りまくる。
飛鳥馬の兄貴はもう動けなかった。だがしかし。
飛鳥馬「ここで死んでどうするんだああああああああああああ!渚にげろおおおおおおおおおおお!」
そうして俺は走り出す。
佐藤「まてぇ逃がすか!」
飛鳥馬「それはこっちのセリフだクソガキ」
佐藤「なっ」
佐藤の足はがっちりつかまれてしまった。建物内なので電気自動車はない。
佐藤「ちぃっ」
飛鳥馬「さぁあさぁ!逃げないと死ぬぞぉどうする?どうする?どうするうう?」
佐藤を煽りまくる。
おりおり「だまれ!」
そうしておりおりは飛鳥馬の顔面をけりぬく。
しかし、飛鳥馬の執念はすさまじかった。
飛鳥馬「こんな雑魚集団にやられて極道やってられっかよ」
佐藤の足にナイフを突き立てる。
しかし佐藤は強烈なバックステップで回避する。
そのすきにゴリポリスたちが飛鳥馬を押さえつける。しかし。
飛鳥馬「おりゃあああああああああああ!」
強引に拘束を振りほどき、最後の力でカンクンを殺しにかかる。
飛鳥馬「お前も一緒に逝くんだよォ"っ!!!!」
カンクン「ああ!」
佐藤「カンクン!」
カンクン「…。」
「もういいよ。」
バナナキラー「どうした」
カンクン「僕のことは置いて逃げろおおおおおお!」
のこりタイマーは10秒だった。
おり「でも!」
カンクン「だめだぁぁぁぁぁぁぁぁl!!!!!!!僕のためを思うならにげてえええええええええ!」
「このままだったらみんな死ぬ!だかあらあああああ」

一同「…。わああああああああああああああぁぁあぁぁぁぁああああああ!」
おりおり「カンクンすまん!絶対に敵は打つからな!!!」
バナナキラー「お前は、わが人生の敵だと思っていたが、最大の誇りだあああああああ!」
佐藤「助けられなくてごめんよおおおおお」
一斉に窓からジャンプする。

飛鳥馬は心がいたかった。
この状況を自分も経験している。
愛しい舎弟を、目の前でやられる。
助けられてかもしれないのに。
飛鳥馬「俺の仲間たちよ。最後まで足を引っ張ってごめんな。」
そういってガッチリ抱きかかえていたカンクンを窓から放り投げる。
その瞬間だった。
だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!

おりおりたちはもうカンクンは終わったと思っていた。*2
しかし。
死んだと思われていたカンクンが落ちてきた。
佐藤がそれをキャッチする。

一同「わー!わー!」

そこに迫る影が。
天ヶ瀬「おまえらぁ。そういうのいいから。」
法竜院「ほんとね。まじうぜぇ」
吉田「さっさと殺しちまいますか」

佐藤「なんでお前らがここに?」
天ヶ瀬「爆破でムショがぶっ壊れたんだわ。だから脱獄してきた。しかも凶悪犯たちも解き放たれたぞ~。俺らなんかにかまっている場合か?」
バナナキラー「うるさい!」

そこにゴリラポリスから逃れてきた渚がやってくる。
吉田「渚ぁ!無事だったか!」
渚「はい、でも飛鳥馬の兄貴が!」
天ヶ瀬「なんだとおおおおおおおおお!!!」

3人はキレる。そして。

覚醒。

仕返し

ここはアンダーシティ。
一人の暗殺者がいた。
おりおりアサシンだ。

おりアサ「国王が狙われたから、お前んとこのお偉いさんぶっ殺すわ。」

バン!
音のしない銃だった。
それは小さな暗殺劇だった。
しかしそれは大きな悲劇を呼ぶ。
何とその凶弾は、桐野江組で2番目に偉い若頭の額を打ち抜いた。
若頭「ぐはぁ」

そして組の事務所が騒がしくなる。
若頭が暗殺されたことに気が付いたのだろう。
おりアサは走ってその場から去る。

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