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4月からJAIST社会人大学院生になります

一年前の自己紹介の続き

ちょうど一年前、自己紹介を兼ねて、医療法人で働くことを選んだ理由という記事を書きました。

あれから、福井での生活が始まり、新しい出会いや、経験をたくさんしてきました。

振り返れば一瞬ですが、思い返せばめちゃくちゃ濃い一年を過ごしてきたと思います。

今後、私は文化/医療人類学を大学院で学んでいくつもりです。人類学と医療、この二つの分野は今後とてつもなく大きなシナジー効果をもたらすと考えています。何をもたらすのか、これからnoteで少しづつ書き出していく予定です。

改めて今年の4月から社会人大学生として次のステップに進むことになりました。

昨年は院進に関して悩み悩み、紆余曲折の年でした。

仕事をすることが楽しくて、来年から大学院生になることで福井での時間が減るのではないか。そこまでして、「今」大学院へ行く必要があるのか。その中での自分が選ぶべき選択肢とは何かを探しつづけ、たくさんの人に相談に乗っていただきながら、彷徨っていました。

それでも院進を選んだ理由

これまで人類学の勉強を学部時代に専門的にやってきたわけではなく、ほとんど独学でやってきました。人類学やその応用をしっかり教育を受け、広がった視野を適応する現場が(オレンジ)自分にはすでに存在しているという、とても恵まれた環境においてもらっています。

そこでのアイデンティティや自分の強みをもっともっと身につけていきたいと思ったからです。

新卒で入社して1年間さまざまな地域に自分から出続けたことで見えてきたこと。この経験はとても貴重なものとなりました。(1年目にしかできないことだと思います)

こうして一度社会に出たことで、何となく地域の実情がわかってきたタイミングで、

「大学院での学問での学びを身につけながら、どう現場に応用できるか」というと部分にとことん向き合っていく年にしたいと思いました。

それが今年である必要性にもかなり悩んでいました。単純に仕事が楽しいと感じていたからです。

強みがないということも強みになりうることも学んできました。専門的な知識を学んでいないからこそニュートラルな、自然な感想、視点も大切です。

そのような状態にあと数年いるのも悪くないと、正直思う時期もありました。

しかし、なぜオレンジにきたのか。どうなりたいと思って福井に挑戦しにきたのか?

という問いに立ち返ると、大学院へ今年入学することが、私が今後歩んでいく人生のなかでのbetterな選択であることにたどり着き、大学院進学を決めました。

何を学びにいくのか??

JAISTにて「知識科学」の学位の取得を目指します。

あまり聞かない学位だと思います。

知識科学は,従来の文系・理系といった,伝統的な学問分野の区分けにとらわれない, 複数分野を横断する学際的学問分野です.
複雑・混迷をきわめる現代社会において,単一の学問分野だけで対処可能な課題は,すでにほとんどありません.
たとえば,環境問題.その解決には,自然科学の知識はもちろん,経済学などの社会科学的な知識も当然必要です.
たとえば,プロダクトデザイン.発想力,ものづくり力,そしてマーケティングの能力など,多岐にわたる能力が必要です.

地域医療に関して言えば、、

保険制度に依存しない持続可能性を探る経営、医療サービスの知識、医師患者間の異文化理解、コミュニティデザイン、etc.でしょうか。

知識科学は,このような複数分野にまたがった知識を必要とする課題に果敢に挑む,新しい学問分野なのです

これらに加え、もちろん文化人類学、医療人類学の知見も深めにいきます。

「稀有な存在」→「なんかおもろい人」へ

昨年はどういう一年かというと、特に専門職でもなく、カフェ店員でもあり、いろんな場所に顔を出している、人類学とか何とか言っている、よくわからない、、、

「稀有な存在」

何度言われたでしょうか。。それはそれで嬉しくもあったのですが、今年は「稀有な存在」で終わらせる気はありません、そこからおもろい人へ

何を何のためにやっているのか、周りの人にもわかりやすく、なんか面白そうなことやっている人という

「なんかおもろい人」へなりたい

まさにJAISTが目指す人材

現代社会の潜在的な課題を研究を通して分析し、
技術、サービス、地域イノベーションをデザインし、
実装、マネジメントできる人材

また、その過程を発信し続ける人材になりたい。そのための第一歩を福井で、オレンジで、JAISTで、切り開く2022年度にしたいと思います。

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