ろ子

優しい鬼

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優しい鬼

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むずむずして

私のエロスにまだ形はない 輪郭がなくて鉛筆でぐちゃぐちゃにしたくらい 他人にとってのエロってわかりやすいけどさ 私自身のエロスなんて全然考えたことなかった どんな男が好きかーとかプレイが好きかーとか そんなんじゃなくてね 自分が自分に欲情するみたいな 誰にも侵されない部分のことについて セルフで写真を撮ると三人の私が見えてくる 人は自分という中に三人宿っているらしい 哲学の本に書いてある私なりの解釈で失礼 一人、外の世界と繋がってる自分 二人、それを認知できる自分 三人

    • mirror

      電車東京行き 近づく度金髪の完成度高くなる 流行りメイクの女の子がどんどん乗ってくる 女の子は時代の象徴である 冴えない昼下がり新宿 店の入り口が立ち並ぶ道のガラスに私は映る デコボコ違った私が絶えず横を歩いている 鏡で見る私とはちょっと違うみたいで困る まぢ盛れない それハンパない わかる〜それな! いつから自分は使わなくなった 歩く後ろの大学生がバイトの話 おれと同い年っすよまぢやべーす笑 22の代スヨ!○○さん!やばいっすよね笑 がちやべーなそれ笑まじありがと

      有料
      200
      • 肌の記憶

        おはようございます あなたの今日はきっと今から始まるのかな 私が洗い物をする時、自分と同じ事をしてる人は世界にどのくらい居るのかを考えてちょっとした音楽をかけて大きな括りで縛られてたまるか!と宇宙の検索欄に引っかからないよう生きてます。 電車の座席上の荷台はもはや意味をなさなくなったと言うのに消えない そんな風にひっそりと社会に溶け込む自分は嫌いじゃない 写真という括りに関しても上記の様に感じる 田舎に越して理解した 東京に選べぬ程の店があり、夜が来ない事 まさに保温し

        • リンネ・ルヴォワール

          この度はご来場くださったお客様、気にかけてくださった皆様ありがとうございました。 ガマズミちゃんの個展に写真で携われた事、とても光栄でした。 ガマズミちゃん、私に撮らせてくれてありがとう ガマズミちゃんの気持ちもインスタグラムの投稿にて綴ってあるので併せてお読みいただければ幸いです 私のnoteでは私が思う感想などを綴ります 出会いは2年前でしたそこから3回ほど撮影したのかな? 撮影はじっくり話す、わいわいしながら撮影。を波の様に繰り返して駅のホームでバイバイって感じ

        むずむずして

          アート写真を目指す人

          自己紹介で申し訳ないが私は被写体から始まり、撮る側になった人間だ。 そして撮る側から携わる側へ、そして作家思考へ興味はどんどんプリントとして浮かび上がる写真、作品へと変わった。 裏方としては現像屋やギャラリーで勤務もした そんな私が考える真剣なアートについて 藝大も出ていないし、有名な知り合いがいるわけでもないしがない一般人はアート写真をこう見ている。という論を書こうと思う まず撮る側の人間としてスタートはアートを目指していないだろう。芸大生でもないただの素人が趣味を本

          アート写真を目指す人

          耳鳴り

          私のワイヤレスイヤホンは基本充電がない だから忙しい日は有線を持ち歩く 最近イヤホンの調子が良くなくて そのまま音楽を流していた事があった 我ながら迷惑DJだな 今日もブツブツッといって途切れる その後必ず耳鳴りが来きて イヤホンをはずしても止まない 少し音を遮断しないと飲み込まれそうな電車内 私はあたかも音楽を聴いているような顔でイヤホンをしていた。 なんか急に懐かしくなって思い出した コスプレをしていた頃は電車で1時間以上かけて都内に行ったんだっけか 帰りの電

          小児科

          季節が夏に近付いて居るなぁと思うのは日中の日差しが鬱陶しいから。 日焼け止めを塗っても、帽子を被っても1時間外に居たら頭がぼんやりして夏に備えろと嫌でも感じる 早く陽が沈まないかと窓際で青空を見つめる日が増えた そんな私は、旦那の本棚に手を伸ばす 一色まこと作 『ピアノの森』を発見 この作品は森の端と呼ばれる普通から遠く離れた場所で生まれた一ノ瀬海(イチノセカイ)が主人公。森に捨てられたピアノと出会いそれは海(カイ)でなければ音は出ない不思議なピアノだった。 昔の持ち主だ

          生きる

          生きた 何か成すために産まれたのだと、 頭にタライを落とされる ずっと目が覚めない 終わりまでぐるぐると目を回すだけ んー、神っていると思うんだよね そうゆう謎めいたわからないモノに惹かれ生きる 未知の地、未知の味、まだ解明されていない謎 全部見えないからいいんだよな この世界見えるものはほんの一端 雲は掴めるのか…なんて一生夢見てそのまま死ぬ 私のてから糸が伸びる これが繋がり 私から一方的に紡がれた糸がある 相手から縛られた糸がある 自分で縛って隠した糸がある

          パンの中

          ある人が言ったんだ ホールケーキの真ん中が一番美味しい ってね笑 え?何を根拠に?と思った私はもうちゃんと大人だった 朝ごはんは白湯とバナナとトースト 白湯に真ん中はないなぁ バナナは…ふさの真ん中からとったバナナを普通に食べてしまったけれどこれは…? 難しい… パンは一斤で考えたら買うところから始めるのが筋だが、手元には1人で立つこともできない食パン6/1いや1/6かな笑 そんな食パンの真ん中をガブッ 別に美味しくなかったし、普通に食べたかった パンを傷つけ

          パンの中

          形ない家族と私

          ろ子 2001年生まれ 19歳から本格的に被写体として活動し、現像屋やギャラリーで働きながら写真の知識を身につけ、現在は写真屋でアルバイトしています。 好きなことは写真と銭湯 好きな食べ物はアイス 何者でもないただ表現が好きな人間です。 自己紹介はこんなところで、今回は自分の家族を題材にしました。 ナダールさんの『目指せ個展』惜しくも賞は頂けませんでしたが、自分の作品を気に入っています。 この展示が終わってすぐ用事で実家へ帰宅しました。父と連絡をとっていたのですが、初めて『

          形ない家族と私

          こわくなる

          時々こわくなる こんなに幸せが続いて良いのだろうか って 実はもっと改善すべきことや もっと出来ることがあるのに 浸ってただボケーっとするだけが精一杯の日がある そしてハッとした時 どんな不幸が来るのかとそれで頭が一杯になって なんというか 不幸や災難な事が起きて欲しいような不適な笑みを浮かべる自分をみてゾッとする 自分にはトリガーがある事も理解してる 改善する為に本を読んでみたりする それでも尚、今まで積み上げてきたもの全部ぶっ壊して這い上がるあの瞬間を待っている

          こわくなる

          わたしと私

          昔よりずっと多くご飯を食べるし 疲れた顔をするし 涙腺が弱くなったし 自分から勉強したいだなんて言い出すし 猪突猛進できなくなって どんどん自分を隠すようになって あの頃の私に会う日はもう無いんだ 最低な父にさりげなく話しかけられた時の嫌悪感 そんな父に気弱な母はめんどくさい女みたいで嫌いだ 姉は両親と絶縁みたいになってるし、兄は何も言う事なく消えた 最後の1人は私 あー。 どうせ親が死んでも誰も喪主をやらないんだろう どんどん可哀想になって、私だけは家を出てから気に

          わたしと私

          まっさら

          noteから長い間離れ、紙で書く日が続いていました。今日の私は寝坊して電車の遅延と嘘を付き職場に向かって…そうゆう日は罪悪感でその場から消えたくなる。 しかし今日の私は何か持っている ま、仕方ないか。 電車に揺られ文を綴っている 2月は楽しい月だったなぁ 4泊ほど友人と遠出をしたから バスの後部座席で眠くなりながら書いた私のノート ここでは書かせん!と言わんばかりに揺れる揺れる 私は気持ちを単語で書く事しかできなかった 電車の揺れと少し似ていてもう一度… 今の私は

          まっさら

          ぽっかり

          体の一部に空洞ができました きっとそれは心に収まらず、外に出て 体を溶かしてしまったのではないか 溶かすという表現では熱く感じるが、それはそれは 冷たい 知人の祖母が亡くなったそうだ。 午後15時 知らせを聞いてすぐに空気が体を抜いていく 遅めの朝、早めの昼を過ごした私には 1日というものが重く重く 今でも心が熱くない 本を読んだ後、自分の日記を見返して過ごした 自分の字が読めず苦戦したり 思ってる事が今でも変わらないことを確認したり 少し自分に寄り添う時間にしていた。

          ぽっかり

          ちょっぴり早い朝

          8時に起きたはずなのになぁ 時計は10時になっている 彼の足音でゆっくり目が覚めた おはよう。 今日はお休み 私、何しよっか。 あ。外でご飯食べたい 気持ちのいい秋晴れを少し大きな窓から見て 咄嗟に声に出た 彼はいいね。そうしよう、でも買い物もあるね ショッピングモールの近くに大きな公園があったよね、そこで食べようか。 じゃ、この前気になってたお弁当屋さん行きたい! そうして風呂に入り支度を終えた 13時半には外でご飯を食べ始めた きもちいいね 私は秋がこんなに

          ちょっぴり早い朝

          酸いも甘いもお芋の季節

          個人的忙しい1週間は終わり、今日は休み 昨日家を出て直ぐ金木犀の香りに思考を掴まれた あー。夏終わっちゃうのかー まだ海行きたかったし着てない水着あるのにな。 恋人との一年はあっという間だ 大きな花束 毎月の記念日はステーキって決めてるけど、ちょっとしたケーキを必ず買ってきてくれる彼 新しい家族のぽぽ ジリスの生態はよくわからない 観察してるととっても面白い生き物だ 写真の話をしよう。 私は写真と一生共にするんだと確信している 特に理由は無い あ、写真撮り行こ〜とか

          酸いも甘いもお芋の季節