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映画「タイタニック」感想 出会う×愛する×別れる 大スクリーンで見たい人続出

まさかここまで人気とは。明日の座席が満席状態。すごい人気だ。ここまで人気とは思わなかった。みんな観たかったのかなぁと思ったが、大スクリーンで観たい人が多いということだろう。アバターはこんなに満員ではなかったと思う。まあ、スクリーン数が違うかもしれないが、タイタニックはそれだけ勢いと思い出のある作品なんだろう。

タイタニックは観たことはあるが、当時はあまり印象に残らなかった。まあ、精神的に幼かったからだ。今は、別れ方が悲しく、まさかの結末に涙するだろう。回想らしい恋人と再開するシーンは死後の世界だとか何とか。

まあ、何でもいいと言うわけではなく、史実と関係あり、結末を知っているからこその恋愛を見たいのかもしれない。恋愛は別れが決まっているほど、感情を揺り動かされるから、何度も観たくなるのかもしれない。実際に観てみると色褪せないとは思う。アクションもあるか、実質的にパニック映画ではあるが、全員が一瞬を生きている。印象的なのは、沈むタイタニックの中での演奏を続けた音楽隊だ。初めて観た時に引き込まれた。死ぬかもしれない時に賢明に演奏を行う。音楽のため、パニックになっている人のため、音楽の人生のため。

色んな想いがあり、一言で語るのは難しい。それがタイタニックの特徴だ。イケメンのレオナルドディカプリオが記憶に残っていて、この映画に影響を受けた人は多いと思う。興行収入も洋画ではダントツだから。

それにしても、今の時期に公開でシアターが満員になるのは凄まじいな。

話としては、老年のローズが回想して入るのが良い。ある意味では、脚色があり、本来の事実とは異なるかもしれないが、恋愛の要素が満載されることになる。ローズの回想でないと、タイタニックの事実を伝える映画になってしまい、こーゆー感動的な映画にはならなかっただろう。キャメロン監督の独自性というか、物語性が強く出ているのである。ローズ視点で見ると、婚約者は嫌な男という印象だが、他人の視点で見ると、案外いい人間だったのかもしれない。女性や子供を載せた救助船に無理矢理乗り込むシーンもあるが、パニック状態で正常な状況ではないし、他にも同じことをしている人がいたかもしれない。視点で物語の内容が変わるのはよくあることだし、映画やドラマ、アニメにも散見される作り方、また、視聴のやり方でもある。ただし、ローズの視点で見ると、タイタニックという映画が非常に感動的になったと思う。

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