見出し画像

映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」インディ×ハリソン・フォード×ヒロイン無双

中々に面白かったが、何というか、前作のどれか一作でも観ていないと分からないネタが多い。インディの友達とか息子とか妻の話とか。まあ、長いシリーズだから仕方はないか。今回はスティーヴン・スピルバーグがプロデューサーになっているから、違和感はあると思う。なんとなくインディ含めておとなしい印象なのだ。まあ、時代が変わって、というかインディが年を取ったから激しいアクションがやりにくいというのもある。それに映画とはいえ、老人を思いっきり殴ったりできないだろうから、かわりにヒロインのヘレナが戦闘アクションを大半を持っていった。

インディのカーアクションはすごくよく、ヘレナと競走みたいにダイヤルを追うシーンはワクワクした。あのシーン以降、インディがどんどん若返っているように見えたのは私だけではないはず。ルーカス・フィルムが買収されてからの初めてのインディ・ジョーンズなのだが、ハリソン・フォードが続投で本当に良かった。とても80歳には見えない。わたしも同じ年齢であれだけ動けるだろうか?洞窟に入って以降はいつものインディだが、最終作との触れ込みなので、終盤で生気を失うが、戻ってきてくれて嬉しい。

あと、ヒロインのヘレナが強すぎる。素手でバンバン敵を殴っているし、ラストまでグーパンなのはヤバかった。インディが年老いたから代わりにアクションをしている風だ。何か出てくるたびにパンチしている印象が強い。終盤で飛行機に乗るシーンは、前作までだとインディの役割だったんだろうなあとは感じた。ただ、その後にインディにとって感動できる展開になるから若い頃でも結果は同じだっただろう。若いからテンションがMAXになってむちゃくちゃ言ったところでヘレナのグーパンだろうけど。

あとアルキメデスが天才すぎた。前回は宇宙人だったけど、今回は時空かあと。お決まりで敵役は未知の機械を使ってある意味で自滅する。今回はインディが咄嗟に気づいたから引き返せそうだっただけに惜しかった。とはいえ、インディの友達や同僚や一般人を大量に死なせているから同情の余地はまったくないが。今までのシリーズ以上に一般人に厳しい作品だと思う。インディの友達が亡くなっていくのは悲しかった。ラストの作品、ハリソン・フォードのラストインディかもしれないだけに、もっと派手なアクションは欲しかった。時空ネタは今回使ったから、次回作は深海かなあ。今年はサメ映画が多いから、そーゆーイメージをした。

この記事が参加している募集

おすすめ名作映画

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?