★観てきたが、非常に素晴らしかった。昔のヒーロー映画はこんな感じでしょ？みたいなことを押し付けてくる物語。それでいて、心地いいから不思議だ。シャザムは初めて観たが、めちゃめちゃにたのしい。暗い過去があるのに、まったくそれを見せず、里親や兄弟のような友達と、戦いに身を投じていく。難しいことは悩まずにどんどん前に進むから観ていて気持ちいい。最近のヒーローは悩み過ぎで、それで時間が取られるからストレスだったが、主人公達は、まあ子供だから仕方ないけど、いい意味でも悪い意味でもまっすぐだから、悩まずに敵と戦う。
★こーゆーヒーローは久しぶりだ。ヒーロー組織に属していないから自由だし、フィラデルフィアを守るローカルヒーローだから問題が小さくまとまるから、話も閉じやすい。主人公は、芸人みたいな感じだが、カッコよく見えるし、他の兄弟姉妹はイケメンと美人だから絵面もいい。というか、姉妹ヒーローがかなり美人でカッコよいからびっくりした。イケメンもいいが今回は活躍が美人姉妹に多いから、どうしても印象に残る。家族でヒーローしていて、仲違いもしないからすごくいい。ヴィランが姉妹で喧嘩しているから、今回は内輪揉めがなかったのだと思う。
★主人公のビリーは変身後の姿多くて、何かヒーローに視えた。弱さがないし、強いし。逆にもう一人の主人公のフレディの方が主役感がある。アンという恋人がいたから、変身後の姿が少なかった。いや、アトラスの娘に奪われたのだけど。
★味方が家族で団結するのに対して、ヴィランのアトラスの娘達が内輪揉めするのが印象的だった。最近は、仲違いするヒーローが多いから、安心できた。なんか、アンだけ人間の恋人がいるから人類の味方みたいな感じもあったけど、姉のカリプソも恋人できたら変わりそうに感じた。まあ、能力がカオスだから復讐に囚われると、問答無用になりそうだから悲劇的な別れになるかもしれないが。
★カリプソに対して、アンもヘスペラもドン引き。そりゃ、人間に復讐したいけど、ある程度良識をもつからね。ヘスペラは手順をおって、父の二の舞いにならないように実行したいのに、カリプソがめちゃめちゃだから厳しかったね。最初から、やたら杖を持とうとしていたから、予感はあったけど。
★ビリー以外のヒーローを一時的に退場させたのは物語上でよかった。実質、シャザム6人になるから、相当強いし。実質ビリー一人でカリプソ倒しているから、いかにシャザムが強いのかがわかる。
★シャザムの秘密部屋が、広い子供部屋になっていて苦笑した。お菓子やら、ソファやら持ち込んで快適になっているし。まあ、あの自動手記ペンは欲しいなあ。言ったことを書いてくれるが、まさに言ったことを書くのだけど。
★ビリーとヘスペラがベンチでバーガーセットをはさみながら話すシーン好き。杖を財産とした例えには納得がいった。正直、ヘスペラはそこまで復讐したいとは思ってなく、どちらかと言えばアン派だから、カリプソがいないと対話できたのかも。それだと話が進まないが。
★フレディの先生が飛び降りたり、一般市民が怪物にやられるシーンなど、主人公サイド以外にはめちゃめちゃ厳しい。ヒーローは物語上守られているけど。
★ユニコーンが想像とは違った。獣の王とか言われているし、黒く野性的だし、人間を襲うぐらい獰猛出し。ただ、犯しで懐くのはかわいいと思いました。ただ、お菓子足りなくない？ユニコーン7匹ぐらいいなかった？消えるシーンは悲しくなった。みんなシャザムの力がないから、ユニコーンきえるのは止められないよね。
★フレディは虐められているけど、立ち向かうのはヒーローに見えた。それだけに、味方の先生がアトラスの娘の手にかかって死ぬのはやりきれない。
★フレディには頑張ってほしいな。力がなくてもヒーローだし、ドラゴンに近づいてアンを守るシーンはカリプソもびっくりしてた。戦隊でいう、ブルーポジションで、めちゃめちゃかっこいい。