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サラリーマンを辞めるまでの思考と不安

突然ですが、4月でサラリーマンを辞めました。
7年間というサラリーマン生活にピリオドを打ちました。
辞めた理由は大きく分けて3つです。
・楽しさを見出せなかった
・成長を感じられなかった
・自分の理想のあり姿からかけ離れていたから

この7年間で感じた事、仕事を辞めるに至った心境を書いて行きたいと思います。
僕と同じでサラリーマン嫌やなぁ…と思っている人は「確かにそれはあるなー」とか、「その考えは分からんな〜」的な感じで緩く見ていってください。
それとこれから社会人っていう人は「自分はこうはならないぞ」とか「こんな感じならサラリーマン以外を目指そう」って感じで見て欲しいです。
なかなかネガティブな事を書いているのですが、僕の場合はこうだった、こう感じたと言う事を書いてます。

決してサラリーマンを否定している訳ではないのでその点をご了承頂ける方のみ読んでください。

何の仕事をしていたのか?

とある会社の海外営業とだけ。

何の取り柄もない僕ですが、奇跡的に英語を話す事はできたのでこの会社に雇ってもらう事ができました。

そして主にお隣の国である韓国の営業をさせてもらって、よく出張にも行ってました。

韓国人は凄く人付き合いを大切にします。
言ってしまえば、僕とは正反対です(笑)

僕も友達や家族は大切にしますが、仕事では出来るだけライトに関わりたいいわゆるゆとり世代の人間です。
お酒はビール1杯で飲まれる側に早変わりするので出来るだけ避けたい所ですが、そんな事は関係なくビールとチャミスル(韓国焼酎)が運ばれて来ます。

美味しく頂いた韓国料理を幾度となく撒き散らしましたが、流石に彼らも僕にはあまりお酒を勧めて来なくなりました…少しは飲まされるけど。

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やっと本題

冒頭で記載した辞めた理由についてざっくり書いて行きます。

・楽しさを見出せなかった

「石の上にも三年」、良く言いますよね?
僕の場合は7年石の上にいました。業務上で楽しいと感じた事は一度もなかったと思います。

7年間も仕事をしていれば自分で仕掛けた事が商売として結びついた事も何度かあります
普通は何度か成功を経験すると楽しくなってくるそうですね?
自分は全くそう言う兆しがなく、それでどころか「この件でクレームが発生したらどうしよう…」とか「すぐに他の会社に横取りされたらどうしよう…」という無駄な不安が広がる一方でした。
そしてこの不安はストレスとして現れて来ます。

うん、この時点で向いてない気がする(笑)

・成長を感じられなかった

当然、長年やっていると業務的な事、状況判断、商品の知識などは身につきます。
ただ、どうしても成長をする事が出来なかったのが「気の弱さ」でした

僕のポジションは割と「板挟み」の状況になる事が多かったです。

日本の会社(仕入れ先)→僕の会社→海外の会社(お客さん)と言う流れの時、海外のお客さんが商品の文句を言ってくる事があります。
いわゆるクレームというやつですね。
当然、仕入れ先である日本の会社にその内容を伝えます。
そこで仕入れ先が取り合ってくれれば良いですが、場合によっては「仕様です」と突き返されます。
お客さんに「そう言う仕様です」はなかなか通じないんですよね…

ケースバイケースですが、この状況となると仕入先 or お客さんのどちらかに強く交渉をしなくてはいけません
(場合によっては怒鳴り込みのような形になったりもします…)
はい、僕にはそんな事出来ません。
無理ですと言われれば「そうですか…」
こんな物返品じゃ!と言われれば「ちょっと返品できるか確認しますね…」
って感じ。
実際にパワー系の場面となると上司に頼るしかなかったです。

そしてある時から僕の脳裏には「将来的にはこんなパワー系の営業ができるのか?」「怒鳴っているお客さんの代わりになって仕入れ先を説得する事ができるのか?」
自分には無理だと感じました。

上司がいる間は良いかも知れませんが、自分が上のポジションに立って部下が出来た時にこれではダメですよね?

どうしても上司に頼らなくてはいけない、自分一人で交渉が出来ないけどお客さんは怒っている時、ストレスを感じてしまいます。

・自分の理想のあり姿からかけ離れていたから

ある時から会社のお偉いさんが「自分のあり姿について考えてください」と言う事を口にするようになりました。

この言葉は高校の先生が言っていた「自分の美学」と言う言葉と共通点があると感じました。

サラリーマンをしていると嫌な思いをたくさんします。
気の弱い自分の心にはグサグサと刺さる言葉をたくさん浴びます
満員電車に毎日揺られます
睡眠時間を削って仕事をします
駅構内で前から来るサラリーマンは避けてくれません
間違いは徹底的に追及されます
週末は平日また働けるようにたくさん寝ます
お酒を飲めないと言う理由で劣等感に襲われます

このまま働いていたら社外の嫌な人みたいになるのでは?
嫌味な言い方をしてしまう人間になるのでは?
怒鳴るような事をする人間になるのでは?
残りの人生を仕事に捧げる事になるのでは?
部下ができたらどうなる?上の立場になった時責任を追及されて耐えられるのか?
↑この辺は全部僕の場合ね!

学生時代に漠然と思い描いていた自分(理想像)とかけ離れすぎていて凄い不安が押し寄せて来て、2020年の年明けすぐに辞表を出しました。
理想のあり姿、自分の美学からはかけ離れていたので…
そして引き継ぎ期間を経て4月に退社をしました。

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サラリーマン=スーパーマン

僕はそう感じてます。
会社では責任を果たし、ノルマを達成し、家庭を守り、それでもなお酒でストレスを笑い飛ばす…仕事を辞めた今、改めて振り返ると本当に凄いと思います。

きっと僕にキツく当たっていた社外の人たちも僕の知らないところで何かを守るために戦っていたんだと思います。

今後について

今思うと自分の頭の悪さ、要領の悪さから悪い方へ思考が働いていたのかも知れません。

外出自粛と言う事もあって色々と考える時間があったので、別の記事で今後の事について書きたいと思います。

自分でもびっくりするくらい暗い記事になりましたが、お許しください(笑)

次はできるだけポジティブな記事にしようと思います!!

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