おさかな小学校

「おさかなを通じて日本を囲む海とのつながりを学ぶ」をコンセプトにした子ども向けのオンラ…

おさかな小学校

「おさかなを通じて日本を囲む海とのつながりを学ぶ」をコンセプトにした子ども向けのオンラインの学校です。 毎週土曜日朝9時からの30分間、マグロやイカなどの身近なおさかなを入口に、生き物や海洋環境、漁業や文化について学んでみませんか? https://osakana-sho.jp

最近の記事

キッチンでつくってみよう!海藻編

【おかあさん、おとうさんへ】 3月「海藻」編の第3回では、天然の海藻として、昆布とテングサを紹介しました。 昆布からは美味しいおだしがとれます。 テングサからは、ところてんや寒天が作られます。 ぜひ、お子さんと一緒に、昆布だしをとったり、寒天デザートを作ったりして、楽しくおいしく海藻について学んでみてください!       🐟       🐟       🐟 ミッション1 昆布(こんぶ)で おだしを とってみよう!  (難易度★) お味噌汁や煮物など、ぼくたちがふだ

    • 2024年 メディア取材など

      2024年1月1日~12月31日のメディア取材、ラジオ出演、寄稿などを順次掲載していきます。 守ろう!私たちの綺麗な海 Vol.803~810 2024年2月 5日~15日 2週間、計8回にわたってラジオ出演させていただきました。 お話した内容は以下のポッドキャストにて聴くことができます。 https://www.fmyokohama.jp/kr/2024/02/vol803.html

      • 2023年 メディア取材など

        2023年1月1日~12月31日のメディア取材、ラジオ出演、寄稿などをまとめました。 2024年分はこちらです。 笹川平和財団海洋政策研究所『Ocean Newsletter』 第561号(2023.12.20発行) 「おさかな小学校の挑戦 ~島国だからこそ、海洋教育を子どもたちに~」 https://www.spf.org/opri/newsletter/561_3.html ウーマンエキサイト 2023年12月13日 魚に興味をもてば、世界はもっと広がっていく!「おさ

        • イワシと肥料について、農家さんに聞いてみました。

          おさかな小学校の2月の授業のテーマは、「イワシ」です。 イワシは、「鰯」と書き、1匹1匹はよわよわしい魚。 でも、成長がはやいこと、卵をたくさんうむこと、小さなプランクトンを食べられるような体になっていること、そして、大きな群れを作って敵から食べられないようにする戦略で、世界でもっとも繁栄する魚のひとつとなっています。 日本でもっともたくさんとられている魚も、マイワシです。 漁獲量ランキングを見ても、マイワシ(1位)、カタクチイワシ(6位)、ウルメイワシ(9位)、シラス(1

        キッチンでつくってみよう!海藻編

          Q. イワシとシシャモのちがいはなんですか?

          イワシの授業の1回目で、いろいろな名前で売られているイワシの商品を紹介しました。「うるめ」「めざし」「にぼし」「しらす」「ちりめん」など、「いわし」と書いていないイワシの製品ていろいろありますよね。その流れで、「ししゃも」も紹介しました。シシャモはイワシに似てるけど、イワシの仲間ではありません。このように説明したのですが… 「イワシとシシャモはなにがちがうんですか?」 授業後の質問コーナーでこんな質問を投げかけた子がいました。 ぎく…。 めっちゃストレートな質問に、ちょ

          Q. イワシとシシャモのちがいはなんですか?

          1月「サメ」の授業がはじまります!

          こんにちは! あと10日ほどで新しい年が始まるなんてちょっと信じられないような気分ですが、1月からの授業のお知らせです。 12月23日(土)が今年最後の授業。 来年1月6日(土)から「サメ」の授業がはじまります! 全身が軟骨でできているサメの仲間たちは、マグロやサケなどの硬骨魚類とは異なる特徴がいろいろあります。 ・次々と生え変わる歯 ・電気を感じる能力 ・うきぶくろがなく、尿素で浮力調整 ・赤ちゃんで生まれたり、不思議な形の卵を産んだり。 アザラシやオットセイを食べ

          1月「サメ」の授業がはじまります!

          SPBS TOYOSUにて、深海魚イベント

          12月9日に、東京都江東区のららぽーと豊洲内にある、SPBS TOYOSUにて、『おさかな小学校~豊洲出張編~ 深海魚から、海とぼくらのつながりを考えよう! 』を開催しました。 SPBSは、SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSの略で、「幅広い年代の人が親しむことができる "本" が持つ機能に着目し、本を売るだけに止まらないさまざまな価値を提供」するという面白い本屋さん。 「10年後も、20年後も、たくさんの人が本を楽しんでいる世の中であってほし

          SPBS TOYOSUにて、深海魚イベント

          信州の森で、カツオの藁焼きイベント

          長野県松本市で自然体験活動をしている「かまばの森で遊ぶ会」に呼んでいただき、森の中でカツオの藁焼きをするイベントを開催しました。 田んぼがあるので、藁はたくさんあるけど、海なし県の長野県。 親も子も、丸ごとの魚にさわったりさばいたりすることには縁遠い…。 ということで、水揚げされたばかりの新鮮なカツオを5本、産地から直接手配しました。 まずは、地球儀を使って、日本と海の深いつながりについてお話。 海なし県と言っても、松本から海までは約100kmしか離れていません。 「海は

          信州の森で、カツオの藁焼きイベント

          第1回 気仙沼おさかな小学校 開催しました!

          7月17日に、宮城県気仙沼市で、「第1回気仙沼おさかな小学校」を開催しました。 ふだんはオンラインで行っている「おさかな小学校」ですが、港町・気仙沼の子どもたちにリアルな授業をしたいという思いをずっと温めてきました。このたび、気仙沼漁業協同組合が主催、おさかな小学校が講師という形で実現させることができました。 気仙沼は生鮮かつおの水揚げが26年連続で日本一! ということで、第1回のテーマは「かつお」となりました。 場所は、魚市場3階のクッキングスタジオ。 市内の小学校から

          第1回 気仙沼おさかな小学校 開催しました!

          おさかな小学校「夏の特別授業」2023

          おさかな小学校は1年間のプログラムですが、夏の特別授業は単発の受講ができるようになっています。 今年の特別授業は、 ダイオウイカ研究者・窪寺恒己博士による『ダイオウイカを追い続けて』(7/29 9:00-10:30) 水中写真家・大方洋二さんによる、『かわいいだけじゃない、クマノミたちのおどろきの生態』(8/19 9:00-10:00) (株)北三陸ファクトリーの下苧坪之典さんによる、『日本の海から世界に挑戦!ウニを育てて、海を豊かに』(8/26 9:00-10:00

          おさかな小学校「夏の特別授業」2023

          いろいろな方にゲスト出演をお願いしてたらすごく豪華になったので6月~8月に全11回の「夏季講座」開催します。

          こんにちはー! おさかな小学校校長の鈴木(すーさん)です。 今日は、みなさんにお知らせがあります! おさかな小学校は「おさかなを通じて日本を囲む海とのつながりを学ぼう」という目的で2021年4月にはじまりました。 3年目に突入し、授業の回数も通算100回を超えました。 そして、ありがたいことに、漁師さんや研究者など、それぞれの分野で活躍する方々に、ゲスト出演という形で応援していただけるようになりました。 本当に、本当に、ありがとうございます。 6月から8月の授業の準備の

          いろいろな方にゲスト出演をお願いしてたらすごく豪華になったので6月~8月に全11回の「夏季講座」開催します。

          11の「おさかな」はどのように決めた?

          おさかな小学校は、毎月1つのおさかなをテーマにした授業をしています。 8月の「特別授業」をのぞいて、11のおさかながあり、具体的には、 1月 サメ 2月 イワシ 3月 海藻 4月 マグロ 5月 鯛 6月 サンゴ 7月 タコ・イカ (8月 特別授業) 9月 貝 10月 サケ 11月 タラ 12月 エビ・カニ となっています。 「日本人にとって大切な魚を11選んで各月に割り振る」 これ、やってみるとなかなか難しい作業で、 約1000種類の魚介類を消費している日本で、 基本

          11の「おさかな」はどのように決めた?

          生き物なのか、食べ物なのか。

          おさかな小学校では、おさかなの話をしているわけですが、 生き物としてのおさかななのか、 食べ物としてのおさかななのか、 ぼくも子どもたちも分からなくなるときがあります。 たとえば、ゆでだこ。 タコ焼きを見せたあとでゆでだこを見ると、「おいしそう」。 でも、生きたタコを観察したあとでゆでだこを見ると、「かわいそう」。 同じものを見ても、生き物に見えたり、食べ物に見えたりします。 私たちが食べているのは生き物です。 お店に並んだお肉やおさかなを見て意識することはほぼありま

          生き物なのか、食べ物なのか。

          魚の仕入れ

          おさかな小学校でもnoteを書こうという話になって、はじめての投稿です。 で、いきなり「魚の仕入れ」って…。 「寿司屋か!」というツッコミが入りそうですが、 おさかな小学校では魚の仕入れにけっこう力を入れているんです。 子どもたちには、なるべく生きた魚を見せたい。 生きた魚が無理だったら、なるべく新鮮な魚を見せたい。 なので、どこでなにを仕入れるかにかなりのエネルギーを使っています。 (みなさんからいただく受講料も、大半が魚代に使われています…。) 私がもともと魚市場につ