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契約社員から飛び級した時の話。(壱)

この記事は続編ありとなっております。
今回は一回目の記事となります。

以前にアップした記事からの続編でもあります。
結局、騙されちゃったときの話( 全三部構成 )

よろしければ以前の記事も読んでくれたら嬉しいです。

ほぼ事実に基づいたフィクションです。
よろしくどうぞ。

大手電機メーカー編


前職のベンチャー企業でのすったもんだの事件から当然に私自身も次の仕事を見つけなくてはならなくなったので、社長就任要請から一転して契約社員として再出発することになったのですよ。

勿論のこと、前職関係や知り合いの会社からのお誘いはあったんですけどね、この時の私はとにかく心機一転したくてまたゼロからやり直そうなんて思ったわけなんですよ。

なもんで新入社員たちが希望に満ち溢れている桜のシーズンから転職活動を始めたわけなんですが、そりゃ厳しかったですよ。なんせ年齢も40間近ってのもありましたけど条件面など含めて諸々とね。

面接なんかいくと時にはお説教みたいなことを聞かされることもあったりして、メンタルやられそうでしたよ。ただ、この時はこれから先長く勤めて安定を求めたいなんて考えていましたからね、大手企業や大手のグループ企業に的を絞って応募しまくりました。

転職サイトは3つ利用して、エージェントサービスサービスなんかもとにかく登録しまくりましたね。気が付けばあっという間に早3ヶ月が過ぎ去り高校野球の県予選が始まる季節にまでなった頃の応募総数は300社は超えてましたね。

野球好きの私としては毎年のこと高校野球を楽しみにしていたわけですけど、この時ばっかりは不安や焦りもあり、高校野球も上の空状態でしたね。やはり知り合いのところにお願いしに行こうなんて弱気な気分になり出始めた頃にようやく大手電機メーカーの営業企画として採用が決まったわけなんですよ。

この時は本当に喜びました。元々謎の自信に満ち溢れていた私は就職先は直ぐに見つかるだろうなんて軽く考えていましたからね。自分の市場価値の低さにショックを受けていたのと景気的にもタイミングが良くなかったこともあって、内定通知書をもらった時は本当に目の前が明るくなった感じがしましたね。

ただね、雇用形態は「 契約社員 」でした。まぁそれを分かって応募していたのでそこは問題なかったですし、正社員登用の制度もしっかりあり、そのチャンスも公平に与えられるとのことでしたのでそこに期待しましたね。ということで私は8月のお盆休みが明けた日から入社となったわけなんです。

とにかく心機一転頑張って行こう!ここで正社員になって定年まで働くぞ!謙虚に素直な気持ちになって仕事を頑張るぞ!なんて20年ほど前に感じた思いをまた新たに入社初日を迎えたわけなんです。

サラリーマン金太郎のごとく這い上がってやるぜ!
なんて意気込んでましたね。


つづく。

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