楕円型

ラグビーで使用されるボールは楕円型をしている。
何故そのような形になったのかは分からない。
所説色々とあるのだろう。

その楕円型のボールを手に持って相手陣営に攻め込み
トライやゴールを重ねていき点をとる。

ボールを持った選手を阻止しようと
次から次へと壁が立ちはだかる。

テクニカルな阻止や激しいタックルによる阻止と
進行を妨げる方法も様々だ。

一進一退

ラグビーは前方へのパスは禁止されている。
常にボール持った選手よりも後方へパスを出す。
つまり後ろへ戻しながらも前進していく。

時に中々前に進まないこともある。
時に相手の隙をつき一気に前進することもある。
まさに一進一退となる。

不規則

楕円型をしているラグビーボールは
どこに転がるかは分からない。

時に前に転がり、時に横や斜めと転がる。
時には後ろへ戻ってくることでさえある。

気まぐれで行方知らずの楕円型のボールを
手放すまい見逃すまいと必死に追いかける。

それを大事に抱えながら後ろへ戻しながらも
前へと進んでいくことは人生も同じではないだろうか。

パス

自分にとって大事な何かを抱えて前に進んでいく。
その何かとは人によって様々だ。
目標や夢であったりと様々。

時に壁が立ちはだかる。
一人ではどうしよもないことだってある。

その壁に押し返されてしまうことだってあるだろう。
時としてパスを出す相手がいないこともあるだろう。

そんな時はこう考えて欲しい。

自分が前に進み過ぎてしまっただけかもしれない。
そんな時こそ少し周りを見渡してほしい。

本当にパスを出せる相手はいないだろうか？
見れば必ず助けになってくれる誰かがいるはず。

一つ一つ

ボールは常に不規則に転がっていくもの。
壁は常に立ちはだかるもの。

３つ進んで２つ戻されたとしても１つは進んでいる。
２つ進んで３つ戻されたとしても１つずつ進んでいけばよい。

怖くて足が震えてしまうことは当然のこと。
決してダメなことではない。

足が震えてたってパスを出して繋いでいけば
その震えは自然とおさまっていくはずだ。

周りを見渡してみよう。
一つ一つゆっくりと進んでいこう。

今日も不規則に転がるボールを追いかけ
後ろへパスを出しながらも前に進んでいこう。