見出し画像

手帳取得は”負け”ではない

こんにちは、鍼灸師おさむです!
今日は双極症当時者としての投稿です

診断を受けたのが10年前。復職、転職を繰り返しながら2018年10月にフリーランスになりました。心配、不安と同時に頑張って稼ぐ!自分は他の障碍者とは違う!という偏ったプライド、呪縛がありました。

子供の成長

一昨年、長男が社会人になり来月には次男も大学を卒業します。三男はまだ専門学生ですが教育費のピークは過ぎました。そして昨年6月に10年ぶりのうつ転を経験…そのときに思ったんです

いつまでこんなにガムシャラに働くのか?

長男・次男の教育費から解放されたということはそこまで働かなくてもいいのではないか?これからはいくら収入があれば安心なのか?夫婦で話し合いました。
2人の教育費がなくなったのでその分の出費は可処分所得に変わります。仕事量を減らしても問題ないし空いた時間を掃除や料理など家族のために使えば幸福度が上がるという結論に至りました。そこから訪問の日時、回数を見直し火・水・木・土の午後を自由に使える時間にできたのです。

家族以外の、自分だけの時間

妻が仕事で遅い時には私が家事を行うようになりました(とは言え週1回程度ですが…)それでも時間に余裕があります。仕事量を減らすことで体調も回復してきました。感情の波を最小限にするためにこのまま仕事量は減らしたままにしようと決め精神科の主治医にその旨を話し障碍者手帳の申請に必要な意見書の作成を依頼しました。主治医は最初「ちゃんと働けてるのに何故いまさら申請するの?」と不思議そうでしたがうつ転で体調が悪化し仕事量を調整し収入も減ったと伝えると書類作成を了承してくれました。この時にはもっと稼いでやろう!もっと頑張ろう!という欲は消えていました。
家族や友人の支えのおかげで休職することなく働いてきたのだから今後は自分の好きなことに時間を使おうという気持ちに変わっていたのです。障碍者であることは大変だけれど日本には福祉サービスが充実しているのでその恩恵を受けてもいいのでは?今はそう思います。

手帳が手元に届くまでに時間が掛かる

昨年12月14日に市役所に申請に行きましたが交付までには1か月半から2か月かかると言われました。しかし申請書の控えがあれば即日サービスを受けることが出来ます。私は3級なので優遇処置や各種割引に制限がありますが助かっているのが美術館や映画館の割引です。メリットとして
✅外出するきっかけになる
✅好きなもの(推し)を見つける良い機会
✅会話のネタになるので家族との会話が弾む
この映画楽しかったから今度見に行こうよ!と情報をシェアすることで繋がりが生まれ幸福度も上がります。市内のバス運賃の割引も受けられるので運転に不安がある方も気軽の外出できます。

最後に

市役所に行くときは不安がありました。手帳を持ってしまうことの負い目、税金を使って生きることへの躊躇いが残っていたんだと思います。しかし障害福祉課の職員は若い方が多く気さくで私の緊張を和らげてくれました。お役所的な?上から物申す雰囲気は全くなく「申請してよかった!」と思います。仕事を見直すことで生き方がラクになりました。福祉サービスを受けることに恥ずかしさや後ろめたさを感じる必要はありません!活用して自分らしい生き方を目指します。

今日はここまで。また投稿します!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?