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1円にもならない時間が実は大事

「あと、やることなんだっけ?」

普通に生きてると、日常に追われる。

育児に追われることは
年々減ったけど
子どものスケジュール管理に追われる。

家事もある。
仕事もある。
それ以外で頼まれることもある。

何もない時間が、意外とない。

読書も趣味だけど、
仕事関連の本を読み、
「あっ、いいなこれ!」
とか
「あっ、ここは考え方が違う」
とか
心がすこし動くと、noteのネタにする。
書く。
書くことが、後々の仕事になる。
結局、遠回りだけど仕事をしてる。

「あっ、画像作ってない!」
と気づくと作る。
アップする。
仕事である。


「あっ、子どもの歯医者の予約!」

予約しながらスケジュール調整。
当たり前に、
to doリストになっていく。


そして、
わたしは
おうちのことは、きちんとしたい。
子どものことは、きちんとしたい。
(土星が4ハウス山羊座だからこそ)

この「きちんと」のレベル自体が高い。
レベル40で「きちんとしてるわぁ」という人もいると思うけど、
レベル85のくせに「まだできるはず」と追い込む。「きちんとできてない」となるのだ。
終わらないと休めない性分なので、

やることやって全力で休みたい。

先に休もうとしても、気になって休めないんだもん



だから、旅に出る。
やることがなくなるから。
「やらなきゃいけないこと」から「やってもやらなくてもいいこと」になる。
この差は大きい。

どうでもいい時間をつくる。
やってもやらなくてもいいけど、やりたいことをする。

友達と遊ぶ時間をつくる。
でも、友達と、
生産性のある話をするわけじゃない。
友達の日常をきいたり、笑ったり、美味しいものを食べる。
その後にドライブで、夜景を見に行ったり、フラフラする。目的なんかない。
目的は……わざわざつくるとしたら
「懐かしい街並みを見る」になるのかな?
1円にもならないことをしている。

函館山からの夜景


本当、1円にもならない。

でも、
心は満たされる。
気持ちが満たされる。

ーー
こういうところが好き。
こういうところが嫌だ。
だから、わたしはこうしたい。
こんな未来を描きたい。
ーー

それが沸々と湧いてくる。
心の源泉が枯れてなかったことを思い出す。
まだ、大丈夫、と思えるの。



「好きなことを仕事にするもんじゃないよ!」

好きなことを仕事にしてるお姉さんに、言われたことがある。
カフェ巡りが好きな人で、そのブログがバズって、副業でその仕事をしている。日中は、普通の事務員さん。
「あのね、休みの日に、
 好きなカフェとか新しいカフェとかに行ってたの。
 今はね、
 それが仕事にもなっちゃったから、
 行きたくても
 『あのカフェ、この前も行ったしなぁ』とか
 『あそこのカフェは仕事で行って、
 その後に〇〇に行きたいけど……
 お腹いっぱいで行けない』とか思うんだよ」
と言ってた。
好きなことを仕事にしてても、悩みは尽きないのだ。



家事も育児も、1円にもならない。

1円も稼げないけど、のちのちの経費は減る。
健康でいてくれるだけで、病院代が減るのだから。
家が綺麗で気持ちがいいだけで、家に帰ってくるようになる。居心地がいいなら、帰ってくる。外で遊ぶお金が減る。

出ていく分が減るなら、結果は得である。


でも、
どうしても
「稼いでない負い目」が出てくる。
親や祖母からの無意識でのプレゼント。

家事や育児は、稼ぐ仕事より下
お母さんなんだから家にいなさい。
出かけるなら家のことは、きちんとしなさい。

と、
わたしも、行動や態度で見せられてきた。
ばあちゃんは、じいちゃんより稼いでたのに、じいちゃんより家事も育児もしていた。
母さんは、父さんより稼いではいなかったけど、家事も育児もしていたし、飲みに出たりもしなかった。父さんの秘書のように、飲み会のお迎えに行くこともあった。


わたしは?

わたしは、ばあちゃんとも母さんとも違う。

だから、
子どもたちのこともする。家事もする。
仕事もするけど、夫にも丸投げする
(同意を得てないくせに運用してる週一家事休みの日がいい例だ)
数日、1人で旅に出る。
飲みにも行く。


心が、満タンじゃなくてもいい。
それぞれがボーダーラインを持ってて
そこより満たされたら、いつもより少しだけ楽しく生きていける。
少しだけ、自分に優しくなれる。

それを満たしてくれるのって、
あなたにとって、テレビかもしれない。
誰かとの愚痴かもしれない。
楽しいお酒かもしれない。
陶酔する映画かもしれない。
恋愛かもしれないし、仕事かもしれない。

その「なにか」は、人それぞれだから。

わたしは、
やることをやった上での1円にもならない時間が「なにか」になるんだなぁ、と思うのだ。


常にフルで満タンじゃなくていい。

ボーダーラインより超えてたら、大丈夫なんだから。

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