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【岡山県】厄除けの総本山 由加神社

縁起を巡る旅「めでたび」の概要はこちら。

厄を落としたい。厄除けをしたい。そう思った人にぜひオススメしたい場所がある。
厄のことなら何でも御座れの岡山県「由加神社」。

本宮に向かうために健康を祈願しながら厄除け石段を登る。表参道から十九段、二十五段、三十三段、四十二段、六十一段と厄除けの石段が続いている。厄除けは参道からすでに始まっているのだ。

長い階段を登り切ると「満願」の文字が。早速厄が落ちて健康を手に入れてしまった。

備前焼で作られた鳥居をくぐり、早速本宮へ向かうため、文字通り「厄」が散りばめられた橋を渡る。
「厄除け=厄を除けながら渡るもよし、踏んでもよし。思いを込めてご自由にお渡りください。」

厄を除けて通る

私は日本のこういうところを愛でたいと思う。「厄」という漢字を避けるだけで厄を落とせる。「厄」を踏んで厄をやっつける。「病は気から」とは良く言ったもので、本当に厄除けをできた気になった。清い気持ちで本宮へお参りした。

お参りの後は本宮の手前にあった「厄玉の儀」をする。

「厄」と書かれた素焼きの玉を「厄」に向かっておもいきり投げる。
厄玉は小気味いい軽やかな音で、簡単に割れた。これだけやればもう今蓄積されている厄を全て落とせただろう。

かわいい神様
この近海で獲れるメバル・タイヒラメもいる

本堂の周りを散策すると、なんともかわいらしい神様をみつけた。
この近海は特にタコが有名で地元の漁業組合・ホテル旅館・魚店・魚を扱う料理店などの人々が、タコ神様に海上での安全や豊漁を祈願する。また魚供養を執り行う。

他にも力石や学問の神として名高い菅原道真公がお祀りされていた。
この神社はもともと巨岩を御神体と唱え、近郊の人々の守護神として崇められいた。その歴史からか、石段や石橋で厄除けをしたり、神様が石で作られている。

道真公の隣には「合格石段」という五段の石段があり、その先には腹這いにならないと通り抜けられない「難関突破通り抜け」の鳥居がある。

石でできた狛犬
石でできたお狐さま

ここには書ききれないくらい、本当に盛りだくさんの神社だった。
神社に行って「楽しかった」という感想を抱くのは間違いだろうか。少なくとも私には、参拝者を楽しませようという気持ちが伝わってきた。

「厄にまみれたら、またここを訪れたい。」
そう思わずにはいられない、素敵で楽しい神社だった。

痛いところを撫でれは痛みがなくなる「消痛の小槌」


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