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アニメ「ヴィンランド・サガ 2シーズン 第17話【家路】」感想

どうもOSOCHANです!
ヴィンランド・サガ シーズン2の
第17話「家路」をさきほど視聴しました!
※GWで観るのがかなり遅くなりました・・。

▼トルフィン vs ヘビ

本気のスタイルで挑むトルフィン。
だが、ヘビの間合いには入れない!

「はええっ!!!」っと唸るトルフィン。

目にも止まらぬ怒涛のスピードで詰め寄るヘビ。

いままで戦ったどの相手よりも素早く、
間合いに入る余裕もありません。

驚くのはトルフィンだけではありません。

「ジョーダンじゃねぇ。丸腰相手に・・」
「俺はミカルガルドの戦士だぞ」
っとヘビも驚きを隠せません。

ヘビとはそもそも何者なのだろうか?

あのトルフィンを相手に互角以上の戦いを繰り広げます。

ミカルガルドってどこの土地だろう?

検索しても出てこない地名・・。

ヘビの風貌や、刃先が曲がった剣を使うことから
なんとなく中東?アラビア系?なのかなぁっと予想。

とにかくこんな農場になんて場違いなくらいな
強者二人の異次元な戦い!!熱いですね!!

▼命の代償

とはいえ、武器を持っているヘビが最終的に優勢となり、
ついにガルザルの命を狙える距離に。。

アルネイズとトルフィン、大旦那様は
殺さないでくれっと懇願。

「たしかに俺も俺の手下もバカでクズの小悪党ばかりだ・・
 だから死んでも気にしないってのか!?
 俺ら手下5人分よりもガルザルは生きる価値があるってのか?!
 言ってみろ!!」

っとヘビは、ガルザルを助けることが
自身の手下の命を軽視されていることへの怒りを吐露します。

・・・誰も答えられません。
(すげー正論だもんね・・。)

▼死しても尚・・。

ついにヘビがガルザルの胸を刃で貫きます。

すでに意識不明の寝たきり状態のガルザルへ致命傷の一撃が・・。
落胆するアルネイズ達。

が、、すでに意識はないのに無意識にガルザルは立ち上がり、
ヘビの首を締め上げます!!

ヘビは驚き抵抗しますが、、
ガッチリホールドされ持ち上げられた状態では
何もできずに気を失ってしまいます。

なおも首を締め付けるガルザル。

死んでしまうとトルフィンが止めに入りますが、
意識のないガルザルは首を締め付けることをやめません。

「ガルザル帰りましょう」
「もう私たちを邪魔するものはいないのよ。
 キャルティーが待っているわよ。」

っとアルネイズが言います。

ふっと意識を取り戻したガルザル。

だけど見えている風景は現実とは違っていました。

まるで暗い海の底に
ようやく明るい光が届いたかのような描写・・。
エモい演出ですね!

▼アニオリの家路の演出が◎

そこからガルザルとアルネイズは
馬車を大旦那から借りて、
家路へと向かいます。

すでに胸の傷が背中へと貫通して
残り命がわずかなガルザル。

なにもかも叶わないことがわかっているアルネイズですが、
ガルザルと二人で家路に向かう心境・・。

切なすぎですね・・。

あと、ここからアニオリの素晴らしい家路の演出がよかったです!

家路に向かうシーンの中で、
ガルザルは夢を見ます。

家路に向かう途中に大量の奴隷達と遭遇し、
「哀れだ・・神々に見放された不運な連中」
っとガルザルは思います。

だが、そのうちのひとりが自分であることに気づきます。

ふっと、また現実に戻り家路に向かう馬車の上で
アルネイズと並び夕暮れの道を進みます。

ガルザルの手元に何か植物の胞子(たんぽぽのわた?)が
いつの間にかくっ付いています。

そこからガルザルの回想がはじまります。

キャルティーが生まれた日の事です。

そこでガルザルは誓います。
「父は戦っていこう!お前が誇れる名誉のために!
 いずれ手にする富のために!」っと。

成長していくキャルティーを喜ぶふたり。

日々の育児に四苦八苦するガルザル。

だが、キャルティーはすくすく成長して、
いつの間にかひとりで歩けるように。

アルネイズも笑い、その幸せな日常を噛み締めるガルザル。

が、、ふっと現実に帰った瞬間。。
大量の血が溢れる。

また、次の瞬間回想シーンに映る。

決闘だ。

ガルザルは勝ち、そのまま家族の元へ。

ヴァイキングは戦って勝つことで誉れであり、
喜びであった。

ガルザルはもちろん笑顔で家族のもとへ。

だけどここではアルネイズの表情が見えない状態でありました。
(きっと笑顔ではなかったのでしょう)

血で汚れた手で子供の頬を血で汚す。

また回想シーンが切り替わり、
今度は奴隷になった時の酷い仕打ちのことを思い出す。

ムチでひたすら背中を叩かれ
苦痛と屈辱にひれ伏す自身を第三者の目線で見ている。

また、現実に戻される。

「名誉と富のために・・・」っとつぶやくガルザル。

たぶん、名誉と富を追いかけた代償の大きさに気がついたのだろう。

話を変え、「キャルティーは何歳になった?」っと聞きます。

奴隷になってからの年月はどれくらい経ったのか、
わからないくらい酷い奴隷時代だったのでしょう。

思っていた以上に年月が経過して、
可愛い盛りを逃してしまったなぁっとボヤきます。

ここでは書かれていませんが、
すでにキャルティーはこの世にいないのでしょう・・。
そう思うとかなり泣けてきますね。

「年頃になったらヴァイキングに行きたいっと言い出すだろうが、
 だが私は許さん。」っと言います。

もうこんな想いをするのは自分だけで十分という
戒めであり、生き方への後悔だったのかもしれません。

ついに座ってられずにアルネイズの膝に倒れ込むガルザル。

ふっとまた回想シーンとなります。

ガルザルは家の入り口に立つ自身を見ています。

それは鉄を取りにいこうっと誘う仲間の勧誘に乗る自身でした。

ガルザルは自身を見ながら横にはアルネイズが
不安げに見つめている事を知ります。

「この選択は間違いだったのだ」っと。

自身を止めようと必死に声出したり手を出そうとしますが、
扉は閉まり、鉄を取りに行ってしまいます。

また現実に戻り、
残りわずかな力でアルネイズに伝えます。

「アルネイズ、キャルティー、もう2度とそなた達の側を離れない・・」

静かに涙を流すアルネイズ。

その涙がガルザルの頬に落ちます。

また夢の世界となり、
ガルザルは旅の疲れを吹き飛ばす、
恵みの雨を浴びて喜びます。

元気を取り戻したガルザルは馬車を飛ばし
ついに我が家に到着します。

そこには寂しげにブランコに座る少年が。。

そうです、成長したキャルティーでした!!

キャルティーはガルザルを見るなり、
満面の笑みで再会を喜び抱き合います。

・・この回想シーン周りはほとんどアニオリでしたが、、
すごい神演出ですね!!!!

原作の雰囲気を崩さず、
素晴らしい足し算されたストーリーに感服です!!!

最後に現実に戻り、
ついに息絶えるガルザル。
だけど、死ぬ瞬間、ガルザルは口を動かします。

あれ?聞こえたかな?ってくらいの口パクの演出でしたが、
アルネイズが最後に「おかえり」っと返したことから、
「ただいま」っと最後に言ったのですね。

感動で胸いっぱいの今作は本当に素晴らしかったですね!

以上となります。
次回の「最初の手段」となります。
ガルザルは死にましたが、
ガルザルを手助けしたアルネイズ、トルフィン、エイナルたちは
どうなってしまうのか???

ではまた次回!

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