どうもOSOCHANです！
ヴィンランド・サガ シーズン2の
第９話「誓い」をさきほど視聴しました！

本エピソードではトルフィンの夢の中とはいえ、
久しぶりにアシェラッドが登場します！

アシェラッドは、
ヴィンランド・サガにおいて最も重要な存在でもあり、
セカンドシーズンでもそれは変わりません。

前回の奉公人との喧嘩で記憶を飛ばしたトルフィンは
夢の世界に迷い混みます。

そこは草原が生い茂るトルフィンの故郷でありました。

「あ、なんだぁ。今までのは夢だったんだぁ！」っと
父が殺され、復讐のためにヴァイキングとして戦い、
奴隷になった今までは「夢」であったのか！
「なんて夢だったよ！」っと苦笑いのトルフィン。

そこへ父トールズが現れ、
トルフィンは今までの「夢」を父に話そうとするが・・

「血の匂いがする、誰を殺した？・・・その剣で」

そこからまた悪夢へと戻されるトルフィンでありました。

今エピソードはトルフィンの精神世界が中心となり、
とても見応えのあるものでした！

本作のみどころ

父トールズとの対話

散々いままで人を殺めてきたトルフィン。

夢の中では親友のエイナルをも殺してしまう展開に。。

後悔に襲われるトルフィンに対して、
父トールズが言う。

「すまなかった、トルフィン。
　お前にはまだ伝えるべきことが・・」
っと、少年時代に亡くなってしまった父の無念と、
最強と言われた父は、
死ぬ間際に武力を使ってしまった事を後悔し、
トルフィンへ懺悔します。

最後に
「お前に敵などはいない」
「誰にも敵などはいないのだ」
「傷つけていいものなどないんだ」

っと、非暴力を訴えるガンジーに通ずるものがありますね。
また、実際にはヴァイキング最強と言われた男が
暴力を全面否定するこのセリフ、、
グッときますね。

アシェラッドの再びの導き

父が消え、トルフィンの身体に張り付く亡者。。

また悪夢が始まります。
地獄へ落ちるトルフィン。

間一髪で底に落ちる事なく崖にぶら下がります。

しかし、底では亡者達が殺し合う地獄が広がっておりました。

よくよく見てみると彼らはどうやら
昔トルフィンと同じようなヴァイキングや戦士達であった。

彼らは「戦い・争い」というものから死んでからも逃れられない
呪いのように殺し合い、争いを続けています。
（漫画でも読みましたが、とても恐ろしいシーンです！！）

崖になんとかしがみつくが、
地獄の底から亡者達が重なり、トルフィンにまとわりつき、
地獄へ誘います・・。

そこへアシェラッドが登場します！

なんと彼だけは地獄の底でも亡者にならずに、
そこに存在していました。。

亡者を足蹴にして、振り払おうとするトルフィンに対して
「おいおい、蹴るのかよ！ひでぇなぁ・・笑」
「恨み事のひとつでも聞いてやるのも筋ではないかの？」
っとトルフィンに諭します。

そう、その亡者達はなんと
いままでトルフィンが殺してきた人々であった！

それを知ったトルフィンは泣き出し、
いままでの自分がやってきた事に対して
後悔と無念を吐き出すように亡者達へ伝えます。。。

めちゃくちゃこのシーン。。。涙誘いますね。。。

こんなにいままで自分が行った罪を
後悔して、泣きじゃくる主人公のマンガを見たことないです。

なんでかも正当化して正義と敵と対立させるような
マンガとは違い、、人間というものを深く作り上げている作品です。

そんな後悔をして今にも地獄へ堕ちそうなトルフィンに対して、
アシェラッドは最後に手助けをします。

さらに地獄へ引っ張ろうと、
弓矢を使う亡者を蹴散らしてトルフィンに怒鳴ります。

「まだこちらには堕ちたくはねーだろう！！」
「なら、そいつらをぶら下げたまま登れ！！登れ！！！」
「それがお前の戦いだ！」

「いけ！！お前が殺したそいつらを連れて！」
「本当の戦いを戦え！！！」
「本当の戦士になれ！！トルフィン！！！！」

って、お前がトルフィンの人生をめちゃくちゃにした
張本人じゃんか！！笑っとツッコミを入れたくなりますが。。

死んだアシェラッドから
また生きる目的を導かれるトルフィンでありました。

暴力に支配された世界で非暴力で生きる選択

夢から目が醒めたトルフィン。

怒りに任せて奉公人を殴ってしまった事で、
まだ自分には、
過去の暴力に支配された自分が残っていることを
悔やみ泣き出し反省。。
「もうこれっきりだ・・」
「もう2度と人を傷つけない・・。」
と誓うのでありました。。

トルフィン達が生きる時代、
まさにヴァイキングなど中世の荒々しい力が制する世界で、
暴力を手放し生きていく誓いを立てる姿は
とても感動的でありました・・!!

以上となります。
次回の「呪いの首」は、
またクヌート編になるのでしょうかね？
ではまた次回！