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会社の先輩と選挙の世代間格差

数年前、まだ気兼ねなく飲み会ができる頃、会社の先輩と飲み屋で、選挙の話になりました。

先輩A:そういや、今週末、選挙があるけど行く?

私:行きますよー。

先輩B:自分は行かないっすね。

私:え、何でっすか?

先輩B:いや、自分の1票じゃ何も変わらないでしょー。

私:あー、そうかもしれないっすね。


「自分の1票じゃ何も変わらない」という先輩の言葉は、私の記憶に残りました。

自慢ではなく、私は有権者になってから、選挙に行かなかったことが無いです。それは、実家にいた頃、たまたま両親に連れられて選挙に行っていたのが、習慣化しただけだと思います。

最近、先輩の言葉が本当なのか、気になって調べてみました。

もちろん、1票であっても投票する意味はあります。ただ、世代間の影響力の違いがどの程度なのか気になったので、計算してみました。

結果、60代以降の世代は、10~30代と比べて、2.5倍の影響力(投票数)があると分かりました。以下に、投票数の占有率を計算したグラフを載せます(2017年 衆院選)。

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参考:総務省HP [https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/]

(有権者数)×(投票率)=(投票数)なので、人口比以上の差が、高齢者と若年層の間には生じてしまう結果となりました。

確かに、これでは、政治家も高齢者寄りの政策をするしかありませんよね・・・。落選=失業になるので、選挙に勝てるように動くのは仕方ないでしょう。

加えて、1票の格差もあるので、若年層の多い都心はさらに・・・涙

ただ、一方で、現状を変えようと行動している若年層もいるみたいなので、応援しています!


選挙は本来、世代間の戦争ではありませんが、ほどよい緊張感は必要だと考えています。ただしこれは、政治への目を光らせることであって、恨み辛みを互いに言い合うことではありません。

父親である私は、娘たちが大人になるまでに、より良い社会を作れるよう、日々考え行動しようと思います。

いつか娘が投票できる年齢になったら、「おめでとう、一緒に投票に行こう」と言いたいです。

以上、会社の先輩と選挙の世代間格差、という話題でした。

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