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古本が素敵な理由

読書をするなら、古本!古本が大好きな私。エコだし、格安だからだけではない。古本には素敵な出会いがあるからなのだ!

それは、その作家が書いた時代の日本語であったり、その本の前の持ち主だったりと、いろいろ。その本に刻まれた歴史を感じることができるのだよね。そして、それが思いも寄らない方向へ私を導いてくれる。私が古本をこよなく愛する理由はコレなのだ!

今、トップの写真にある、あすなろ物語 を読んでいる。作者はご存じ、井上靖。NHKでドラマ化されたり、東宝で映画化されたりしたらしい。(ウィキ情報)

私は、子供のころからドラマを一切観ない人。この映画も観たことがない。映画は好きなんだけれども。ドラマについては、TVドラマ好きのうちの母とは親子じゃないみたいだった。なので連続ドラマはすごく苦手。なぜなら、ドラマのスケジュールで動くことが不自由で仕方ないと思っていたからだった。

作家に創造された架空世界は、他人の手で映像し、現実味を持たせるより、むしろ本の中のまんまの世界のほうが好きだからかもしれない。自分で勝手に頭の中の想像で配役できるしね!笑 本の中の世界をイメージ化する、映画やドラマ。好きな作品もあるけど、いつも思うのは、たぶん本のほうが数倍面白いだろうな!って事。

この事は、私自身で何回か検証しているけど、やっぱり本の方が数倍面白いという結果になっている。グレムリンや、バックトゥザフューチャーなど、アメリカの作品もそうだった。という事は映画作りって本当に難しいのね。なるほど。


今回の出会い。それは、この、あすなろ物語の本の前の持ち主。本からこんなものが出てきたのであった。↓

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笑笑 私は、自分でパンをよく作るけど、セキグチのフランスパンは知らなかった! 早速検索すると、創業1888年で、130年も続く老舗のパン屋さんらしい。老舗のパン屋 と、浜っ子が聞けば、われらがウチキパンとどっちが古い?となる。調べれば、ウチキパンは、1861年と、日本一古いパン屋というのは本当なようだった。笑 (勝った!)

これは、いつのキャンペーンなのだろう?とても興味がある。この本の持ち主は、きっとお母さん?ってか、この本どこで入手したんだっけ?もしかしたら、補習校の図書館セール?娘が誰かにもらった?と頭の中で考える。またこれが、私にとって、本を読むのと同じくらい楽しみなのだよね。

うちの夫は、よくレシートをしおりにするけど、その人が何をどこで買い物したかが分かるので、レシートもかなり面白いと思う。その他、映画のチケットや、コンサートのチケット、飛行機のボーディングパス。前の持ち主のヒストリーを示す、様々な、しおり が入ってると、私にとってそれは、大当たりな古本なのだ!

サクッと検索して、本のストーリー以外の世界に繋がれる魔法のしおり。楽しいったらありゃしない!今回は関口のフランスパンを知れてよかったと思ってる。この次、日本に帰国したら、是非、フランスパンを買いに文京区江戸川橋まで行きたいな。

そうそう、私の祖母が文京区出身だったわ。それとは、関係ないけど、お婆ちゃんの原宿 と愛称がある巣鴨。今は亡き、車いすの母と一緒に行った事がある。そこにあった、名前は忘れたが、お蕎麦屋さんでおそばを食べたのだけど、結構硬めに茹でてあって、江戸前ってこんな感じ?と思ったものだ。そば好きの父も硬めが好きだったような。父は江戸子。

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この、婆くっさい、眼鏡ケースは、その時巣鴨で買ったもの。度が合わなくなった私の眼鏡と一緒に寄付するはずだったけど、ケースだけ取っておくことにする。やっぱり、最後まで使ってあげよう!と決めたのだった。このケースは私の老眼鏡を入れて、車の中に置いておこう。笑



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