<第一弾!>新規事業/サービス責任者に一問一答!

学生さんと面接や話す中で、新規事業についての質問をよくいただきます。

「具体的にどのような新規事業をしているのですか??」
「新規事業をする際に必要なスキルって何ですか??」
「1年目から携われるんですか?!」   

今回はそのような質問に対して、5人の責任者から一問一答形式でお答えしていきます!!

(前半3人、後半2人でお答えしていきます!)

日々新規事業やサービス開発に四苦八苦している
社員のナマの声だからこそ、
ワンスターの理解のみならず、新規事業への考え方の視野が広がる機会になったら幸いです。

【自己紹介】

07新卒としてファインドスター(親会社)へ入社。
2年半で退職し自分を含め3人のスタートアップに。
営業統括、スマートフォンアプリ開発のPMや新規サービスの立ち上げ等を行い、8年前にワンスターに出戻り。

ワンスターでは運用広告の部署を立ち上げた後、越境EC事業でのサプリメントの販売支援事業を立ち上げ、 その後アメリカでのスキンケアの販売支援事業に移行。

越境EC事業は自身でサービス終了の決断・人員整理まで行った経験があり、 新規事業の光も影も経験しています。

質問①どのような新規事業を立ち上げているのですか?

アメリカでShopifyとAmazonを利用して日本のスキンケアブランドの進出・販売支援をしています。
ただ売るだけではなく利益が見込める事業モデルにすべく奮闘中です。
アメリカでスキンケアを販売するにあたり必要なサービスをワンストップで支援しています。

・輸出に関わる手続き(成分申請、輸出に関わる手続き、空輸手続き)
・物流の手配
・ShopifyによるEC構築
・Amazonへの出店、運用
・PRのための現地企業のアサインと窓口
・新規ユーザーとの接点のための広告に関わる、広告の制作と運用
・CRMの設計、制作
・SNSの運用 ・顧客対応 など

メインは新規獲得のための広告の制作と運用、CRMの設計と制作になります。 広告については現地のインフルエンサーとの取組み広告コンテンツを制作したり、 現地のPR会社と連携もしています。
上記を自身含めて3名でサービス提供しています。

質問②新規事業をする上で必要なスキル・マインド教えてください!

<スキル>
・課題を発見し解決するために必要なスキル
└論理的思考力
└情報収集能力
└実行/推進力
└コミュニケーション
└チームマネジメント
└知らないことでも調べ、実行できる軽いフットワーク(新しい取組に対する敷居の低さ、慣れ)
└専門スキル(営業・クリエイティブ・マーケティング・経営スキル)

<マインド>
・事業に対する情熱
・粘り強さ
・自分を信じること

質問③新規事業/新規サービスを立ち上げに向いている人とは?

立ち上げる事業やサービスに強い想いがあったり、他者の評価に左右されない人が向いていると考えています。
新規事業は基本的にうまくいかないことのほうが多く、 失敗したり、前に進んでいる感覚がなかったり、想定していたような結果を得られないことが多々あります。
「なんとしてでも成し遂げる」という強い想いがないとやり切れず中途半端な結果になってしまいます。

また組織内で新規事業に従事する場合、横には既存事業の人たちがいます。 既存事業は事業が確立されているので
・売上を上げやすく
・成功体験を積みやすく
・スポットライトが当たりやすい環境になります。
同期が横でスポットライトを浴びている中で結果を出すまでやり続けるためには、確固たるものが必要です。

質問④もし新卒に戻れるとしたら、1年目から新規事業に携わりたいですか?

いずれは携わりたいですが、必ずしも1年目からとは考えていません。
成長のためには「意思決定」の量が重要だと考えているので、
新規事業・既存事業問わずその経験が積める環境を求めたいです。

また、新規事業は少人数でスタートすることが多いので、一人ひとりが高いスキルと経験を保持している必要があります。
スキルと経験が掛合わさることで、事業の成功確率が上がります。
一定の経験を積んでから取り組んだほうが成功確率があがるので自分自身のためにも、組織のためにもなると考えているためです。


【自己紹介】

10新卒としてファインドスター(親会社)に入社。2年間メディア担当し、その後ワンスターにジョイン。
ワンスターでもメディア担当として新規開拓を行い、主要メディアを複数、創出。
3年目に局長となりワンスターのメディア全体を統括。
現在は次のワンスターの主要メディアにすべくYouTube広告の攻略に特化したサービス開発を担当。

質問①どのような新規事業/新規サービスを立ち上げているのですか?

YouTube広告の動画制作から広告運用までを一気通貫で行っております。
現在、D2C案件でYouTube広告を大きく拡大できている代理店はおりません。そのNo.1のポジションを目指しております。

YouTube広告とはYouTubeで動画を再生するときに流れる動画広告です。その動画広告で視聴者に商品の魅力を伝え、その場で購入してもらうことを目的としています。

今後、世の中はコンテンツがリッチ化し、動画がメインコンテンツになる時代は必ずやってきます。そのときにワンスターがD2C案件の動画広告で圧倒的No.1の地位を得られるように他社に先行して攻略に力を入れております。

体制は正社員2名、動画編集をしてくれる派遣社員5名、インターン生3名です。この10名でD2C案件のYouTube広告においてNo,1を目指しています。

質問②元々新規サービスを立ち上げたいというキャリア志向だったのでしょうか?

学生時代は新規サービスの立ち上げ志望でした。
ただそれは「自分がやりたいことが見つからないから自分でそれをやろう」という理由でした。
入社後、働いている中で「広告で世の中を幸せにしたい」というやりたいことが見つかりました。それからは新規サービスをやりたいという思いはなくなりました。

ただ広告で世の中を幸せにするには既存を壊す必要があり、新規サービスを立ち上げる必要があるとも考えております。
つまりキャリアとしては新規サービスの立ち上げは考えていないですが、やりたいことを実現するためには新規サービスを立ち上げていく必要があると思っています。
私の中で新規サービスの立ち上げは目的ではなく手段になっています。

質問③新規事業をする上で必要なスキル・マインド教えてください!

新規サービスで重要なスキルはたくさんありますが特に重要と考えているのは「巻き込む力」です。いくらすごいビジネスマンでも得意なことは限られており、苦手こともあります。
新規サービスには複合的なスキルが求められます。結果を出すためにはいかに周りを巻き込めるのか、これが非常に重要になってくると思います。

新規サービスで重要なマインドは「現実を受け入れること」です。
新規サービスは十分なリソースがなかったり、想定していなかった問題に巻き込まれることが多々あります。その中で逃げずに冷静に何をすべきかを常に考えて実行する。この現実を受け入れるという考え方が最重要かなと考えています。

質問④入社すぐに新規事業/新規サービスに携わるメリット・デメリットを教えてください!

メリットは「どうにかする」という突破力が身につくことです。
新規サービスは仕組みもリソースもないことが多いので常に自分たちで眼の前の課題を解決していくしかありません。そういった意味では問題解決力、突破力のようなスキルは既存サービスよりも伸びやすいと思っています。

デメリットは特定のスキル項目を伸ばしにくいということです。
目の前のすべての課題に立ち向かう必要があるため、構造上、特定のスキルを伸ばしにくいになっております。

質問⑤新規事業/新規サービスを立ち上げに向いている人とは?

望んでいない目の前のことにも情熱を燃やせる人が新規サービスの立ち上げには向いていると思います。逆にやりたいことをやりたいという人は向いていないとも考えています。

新規サービスは想定していなかった課題が発生することも多々あります。それらを自分たちで解決する必要があり、ゆえにやりたくない仕事、得意でない仕事にも立ち向かい機会が既存サービスよりも多くなると考えております。

そういった目の前に現れたミッション、仕事に対して自ら熱量高め取り組めるかが、中長期的に見て新規サービスで結果を出せるかに影響してくると考えています


【自己紹介】

2013年4月に新卒で入社しました。 入社後は、約7年間コンサルタントをやっており、チームリーダーを経て部長としてマネジメント、組織戦略、営業戦略まで経験。
8年目(2021年)にfacebook/Instagram広告の責任者としてメディア運用の 組織統括も経験させてもらっていました。
9年目(2022年)から、現在行っている新規事業の立ち上げを担っています。

質問①どのような新規事業/新規サービスを立ち上げているのですか?

【事業内容】
D2Cスタートアップ企業の拡大支援
└D2Cで商品を販売している企業様の商品企画、販売設計、ブランド/マーケティング戦略、CRM戦略、コールセンター運営など  
D2C事業で必要となる全ての業務を代行し、支援するサービス を行っています。 

【意義】
より良い商品が世の中に生まれ、届くようになる 数あるD2C企業の中で、 拡大できている企業はほんの一部です。
ただ、その中には商品は良いのに 企画やマーケティングがうまくいかず、世の中に知られずに消えていく商品は非常に多いです。 特にブランド認知や資金のないベンチャー、スタートアップの企業さんに多いかと思います。

かつ、D2C業界内では、スタートアップ/ベンチャー企業さんの拡大支援を 再現性高く行えているサービスはありません。
やはり難易度が高いからです。

ただ、D2Cに特化してきたワンスターだからこそのマーケティングノウハウで スタートアップのD2C企業さんの拡大に再現性を持たせられれば 世の中により多くの良い商品が生まれ それが必要としている人へ適切に届き その範囲を拡大できれば、もっと世の中を豊かにできると思っています。

質問②今までの経験・スキルが新規事業/新規サービスに活かされると思ったことは何ですか?

▼自走力、思考力、判断力、プレゼン力

新規事業の特性上、ゼロから学ばなければいけない領域も多々あります。
それでも、自走できるのは
・課題特定、要因分析と解決策まで繋げる一連の思考プロセス
・意思決定の判断基準
・クライアントへのプレゼン力
など、仕事における普遍的なスキルが土台としてあり 、
自走して様々な人を巻き込み、前に進めていく力が前提としてあるからだと思います。  

▼経験からくる自信、強いマインド

新規事業を成功させる上では、根本これが1番大事だと思っています。
実務を1人で回しており、事業状況が悪い際に (当然周りの社員に相談や聞いてもらうことはできるが) リアルタイムに、かつ同じ心境で苦楽を分かち合い、支え合う仲間がいないため 1人で現状を飲み込み、自分を律して奮い立たせる必要がある故に強い忍耐力、セルフマネージメント力が求められます。

これまでの経験から得た「スキル」からくる自信や 苦難を乗り越えてきた「マインド」があるからこそ、折れずに実行してますが それがない場合、強烈な覚悟を持って飛び込むべき世界だと思っています。

質問③新規事業/新規サービスならではの苦労を教えてください!

大前提、事業を拡大できた未来や施策を考え実行した結果、売上が拡大するワクワク感 。
新しいことを覚え、吸収し、自分が成長していく実感を得られるワクワク感など 新規事業や挑戦は、楽しいものです。

ただ、同時に前述した孤独、プレッシャーとも戦っていく必要があります。 新規事業は、会社としても次の成長ドライブを探すための重要なミッションです。 多くのリスクも伴います。

新規事業にネガティブな印象を与えたいわけではないですが
自分の行動1つで、会社の1つの可能性を潰すこともできる =強い責任が伴うミッションだとも思っています。

数多くの社員がいる中で自分が任されているわけですから 「他の誰かがやっていたら、成功していたかもしれない」という悔いがあってはいけない。

そのためにも、どれだけうまくいかないことだらけでも(実際うまくいかないことのほうが多い) 「絶対に成功させられる」と信じ続け、自分を奮い立たせ、行動し続ける強いマインドが求めらるので セルフマネージメントは、とても苦労しています。

質問④もし新卒に戻れるとしたら、1年目から新規事業に携わりたいですか?

10名以上の組織をマネジメントできるくらいのスキルをつけてから挑戦したいです。
それがあれば、1年目でもいつでも関係ないと思ってます。
理由は、成功確率が高いからです。

既存事業の中には、数多くの先輩や仲間がいて 多くの知識やスキルが無数に転がっています。 「実務を経験し、フィードバックをもらい、また実行する」 このPDCAで得られる学びの質は、独学では超えられないと思います。

加えて、先述した自信とマインドが養われていなければ 途中で折れてしまい、最大限の成果を出せない可能性があるためです。

・新規事業を早くやることが目的なのか
・新規事業を成功させることが目的なのか

でいうと、後者なので まず経験を積み、成功確率を上げてから、挑戦したいです。

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いかがでしたでしょうか?
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